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BBIX、KCCSの「ゼロエミッション・データセンター石狩」にOCXの接続拠点を開設
2024年12月17日 11:00
BBIX株式会社と京セラコミュニケーションシステム株式会社(以下、KCCS)は16日、クラウド型ネットワークサービス「Open Connectivity eXchange(以下、OCX)」で協業契約を締結したと発表した。この契約に基づき、BBIXはKCCSの「ゼロエミッション・データセンター石狩(以下、ZED石狩)」に、OCXの接続拠点を2025年1月1日に開設する。
OCXは、BBIXとBBSakura Networks株式会社(以下、BBSakura)が共に提供するクラウド型ネットワークサービス。OCXを通して、クラウドサービスやデータセンターへのネットワーク接続を、顧客へオンデマンドに提供する。
KCCSは、2024年10月1日に、再エネが豊富な北海道石狩市でZED石狩を開所した。ZED石狩は、石狩湾新港洋上風力発電所の電力と、近隣に新設した自社所有の太陽光発電所の電力を組み合わせた「生グリーン電力」で運用する。それら再エネ電力を時間単位でマッチングすることで、国内のDCで初となる常時再エネ100%(24/7カーボンフリー電力)を実現するとともに、電力の地産地消を推進している。さらに、冷涼な外気を利用した空調やサーバー室の排熱を床下空調やロードヒーティングに利用し、建物内でエネルギーを循環させる取り組みを行っていく。
BBiXでは、生成AIの普及によりデジタルインフラの需要が高まっており、コスト面や電力確保などの観点から、電力インフラ近傍のデータセンターで情報処理を行い、その結果を通信ネットワークで需要地に伝送することが重要視されていると説明。今回、KCCSが常時再エネ100%で運営するZED石狩に、BBIXおよびBBSakuraのOCXが組み合わさることで、電力の地産地消やデジタルインフラの地方分散による脱炭素化・SDGsへの取り組みを推進し、持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。