八千代市米本の国道16号沿いに現れる、昔ながらの瓦屋根のおうち。がらがらと引き戸を開けて中に入ると、古いものに囲まれた落ち着ける空間が広がり、店員さんが温かく迎えてくれます。
「発酵」「地産地消」をコンセプトにした野菜たっぷりの日替わりランチやパフェを中心にしたスイーツが大人気で週末は混雑することも。人気の秘密を取材してきました。
公開 2024/01/29（最終更新 2024/03/25）
編集部 LEE
ライター＆編集者。住民になって3年目、千葉や松戸について勉強中。過去に中華圏に住んでいたことがあり、アジア料理をはじめ食に関することが大好きです。趣味は写真、料理、手作り、旅行。X（旧Twiiter）：@matudozumi
記事一覧へ化学調味料を使わず丁寧に作られたお料理を落ち着く空間で
古いものやお料理、もの作りが好きというオーナーがご主人の実家だった古民家をリノベーションしてこのカフェを始めたのは、ちょうどコロナ禍に入る少し前。
コロナ禍に突入してお店を一時期閉めたときにお弁当の販売を始め、リピーターの方たちに支えられながらメニューを見直して、しっかりとお店の土台を作ることができたのが今につながっているといいます。
人気の日替わりランチは、麹の優しい甘さを活かした野菜たっぷりのお惣菜が何品も並び、目にも体にもうれしい内容。化学調味料は使っておらず、お米は千葉県産多古米の七分づきです。
お食事メニューは他に麹キーマカレー、麹の豚ごはんが選べます。
季節によって変わる旬のフルーツのパフェはもうひとつの看板メニュー。取材時は手作りの渋皮煮やマロンペーストがたっぷり味わえる和栗のパフェでした。
また、ショーケースに並ぶケーキも自由に選ぶことができます。この日は和栗のチーズケーキや和栗のロールケーキ、バスクチーズケーキなどさまざまなケーキが並んでいました。
窓の外の緑や、店内の年代を重ねてきた木の表情を見ながらのスイーツタイム、この上なく癒されました。
特に週末などは混むことがあるので、だいたいの時間が決まっているなら電話で席を予約したほうが安心です。
雑貨とカフェの「naya 」がオープン、まだまだ進化中
母屋からすぐのかつては納屋だった建物を自分たちの力で改装し、古道具や雑貨とカフェをオープン。
それまでほぼDIYの経験もなかったというオーナーが、壁もイチから作ったというから驚きです。白を基調とした気持ちのいい空間になっています。
店内には古道具やcafe hiyoriで使用している器類、オーナーのお気に入りの生活道具が並んでいて、どれもセンスがいいものばかり。
店内ではゆっくりと雑貨や器を物色したり、コーヒーやコーヒーゼリー、かき氷などのスイーツでひと息つくことができます。
ガラスの照明や薪ストーブ、グリーンのやかん……。どこを切り取っても絵になるところばかりです。
古いガラスのパッチワークが素敵な窓。こちらもガラスカッターでガラスを切って好みに配置したのだそう。ひとつひとつ模様が違うので、気になる方はぜひ現地で確かめてみてくださいね。
現在、テラスを建設中で、ワークショップや展示などさまざまな用途に活用することを考えているそうです。
オープンしてから5年目、今もどんどん進化中のcafe hiyoriからこれからも目が離せません。
cafe hiyoriの店舗詳細
住所／千葉県八千代市米本1677
アクセス／京成線「勝田台駅」よりバス米本団地線にて「八千代リハビリテーション病院」下車、徒歩1分
電話番号／070-6456-2436
営業時間／11:00～16:00
定休日／月、火
駐車場／あり
ホームページ／https://sites.google.com/view/cafehiyori/
Instagram／@cafe.hiyori
