皆さんは、パワースポットと呼ばれる場所に出かけたことはありますか? 何気なく出かけた場所でも、後からパワースポットだったなんてことを知ったりすることもありますよね。今回は千葉で話題のパワースポットをご紹介します。
行ってみて何が変わったわけではありませんが(笑)、訪れた先々で自然を感じ、とても癒やされました。皆さんも、癒やされに、あるいは力を分けてもらいに…出かけてみてはいかがですか?
公開 2018/11/05(最終更新 2024/01/09)
金運のパワースポット「白子神社」(千葉県長生郡)
最初にご紹介するのは、金運がUPするパワースポットとして知られる「白子神社」。
1048(永承3)年、天の中心にあって世を守護するとされる天帝(玄武大帝)である子(ね)の大黒(大国主大神)さまをお祀りしたのがはじまり。
1124(天治元)年に九十九里の東方沖に、白蛇が白亀の甲にまたがった霊獣が出現し、これこそが玄武であるといわれ、神社の名称が「白子神社」と定まり、白蛇が白子神社のご神体になったといわれています。
元々、蛇は縁起がいいもの、縁結びや、金運が良くなるといわれ、宝くじの当せんや商売繁盛を祈願する人、良縁を願う人が多く訪れるとのことです。
ご本殿には「撫で蛇様」と呼ばれる白蛇様が祀られています。
祈願しながら白蛇様をなでると願いが叶うんだとか。
こっちを見つめてくる撫で蛇様。
じっと見つめられ、なんだかご利益がある気がしてきました。
宮司さん曰く、境内にあるご神木「大銀杏」や「梛の木」、「南白亀水(なばきすい)」と呼ばれるご神水も運気向上につながるとのこと。
ご神水は、白子神社境内に湧き、濁りも癖もない水ということで、この日も地元の方がくみに来ていました。
ご本殿の西側にある幹周が4mほどあるというご神木の大銀杏が存在感を放っています。
ご神木の右手には、ご利益が美男美女になれることだという面足(おもだる)尊が祀られた末社があり、通称イケメンさまと呼ばれています。美男美女になれる(!!)お守りも社務所に用意されていました。
加えて、「白子神社」のおみくじは、珍しい「水みくじ」。
真っ白の何も書いていないおみくじを水に浸すと文字が浮かび上がってきます。
水に浸すまで何が書かれているか分からないので、とてもわくわくします。
ご本殿は千葉県指定有形文化財にも指定され、境内はとてもきれいで、ご神木の周りには、彼岸花が咲き誇っていました(取材日9月下旬)。
ご神木や彼岸花などの自然と、ご本殿のたたずまいに気持ちが和らぐ神社です。
また、「白子神社」は、車で20~30分程度で、九十九里やサーフィンの町として知られる一宮へ行けるので、海やおしゃれなカフェに立ち寄ってみるのがおすすめです。
というわけで、
九十九里ビーチラインを車で走らせ、気になったお店をご紹介します。
「Emi cafe&restaurant ICHINOMIYA」。
写真(下)は、この日のランチ「生ハムとトマトソース。Emiのピザパンプレートランチ」(1,000円)。名物のバーニャカウダとドリンク付きのランチセットです。
女性が気軽に入りやすいお店として人気だという「Emi cafe&restaurant ICHINOMIYA」。
この日も女性同士のお客さん、ご夫婦、ご家族連れでとても賑わっていました。テラス席もあり、エメラルドグリーンを基調とした店内、とてもおしゃれで、居心地が良かったです。
ベーカリーの予約販売もしているので、事前に予約しておいて、海岸で食べるなんていうのもいいですね♪
住所/千葉県長生郡白子町関5364
電話番号/ 0475-33-3124
Emi cafe&restaurant ICHINOMIYA
住所/千葉県長生郡一ノ宮町一ノ宮10085(九十九里ビーチライン沿い)
営業時間/11:00~21:00(L.O.20:00)
定休日/水曜
電話番号/ 0475-38-5584
HP/http://emi-ichinomiya.com/
自然の力を感じる「濃溝の滝」(千葉県君津市)
続いては、都心から1時間の秘境、自然のエネルギーあふれる「濃溝の滝」。
洞窟と水面に映る影がハート形に見えると、SNSへの写真投稿がきっかけで、すっかり有名スポットですが、有名になりすぎて混んでいそうと懸念されている方も多いのではないでしょうか。最近は、一時のブームは落ち着いてきているようなので、お出かけのチャンスです!
清水渓流広場にある、「濃溝の滝」と呼ばれる洞窟を流れる滝は、350年前、川の流れを変えて農地を拡大する「川廻し」のため、人工的に掘られたもの。
皆が現在「濃溝の滝」と呼んでいるこの滝は、「滝壺の岩が亀の甲羅のように見える」ことから「亀岩の洞窟」と呼ぶ人もいるそう。そして、亀岩の洞窟のもう少し駐車場寄りにある滝が「農業用の水車を回すために水を引き込んだ溝」という意味で「農溝の滝」と呼ばれることもあるそうです。諸説あるようですが、地元では、いろいろな呼び方で親しまれてきたということですね。
ここで、立ち寄りスポットとしておすすめしたいのが「千寿の湯」。
清水渓流広場から徒歩2分のところにある温泉施設「千寿の湯」は千葉では珍しい源泉かけ流し。渓谷を見下ろしながら自然を感じるのにちょうどいい温泉です。日帰り入浴ができ、お土産コーナーや食事処もありますよ。
季節によって朝日が差す時間帯と角度が異なります。ハート形の朝日が見られるのは春分、秋分の日の前後。夏にはホタル観賞もでき、紅葉の季節の観光は特に人気なんだとか。それぞれの季節でそれぞれの表情がある「都心から1時間の秘境」濃溝の滝。何度も訪れたくなる場所です。
昔から地元民に親しまれてきたこの土地の自然や、光に癒やされてみてはいかがですか。
※こちらの内容は、ちいき新聞(2017年4月28日号一部エリア)に掲載された記事(レポーター花)を一部再編集してお届けしています。「ちいき新聞」は、千葉・埼玉・茨城の一部で発行しているフリーペーパーです。
住所/千葉県君津市笹
駐車場/約70台
アクセス/JR久留里線 上総亀山駅からタクシーで約15分
濃溝温泉 千寿の湯
住所/千葉県君津市笹1954-17
時間/10時半~20時半(千寿の湯)、9時~17時(濃溝の滝お土産センター)
定休日/火曜(祝日の場合は営業、翌水曜定休)
日帰り入浴料金/大人1,000円、小人(5歳以上)500円
HP/http://www.senjyunoyu.net/
厄除け開運の守護神「洲崎神社」(千葉県館山市)
最後にご紹介するのは、千葉県館山市にある洲崎神社。
駐車場に到着するなり目にしたこの階段…。148段あります。
どこまでも続くように見えた階段ですが、上り始めて少しして、振り返ると真下に海が広がります。
この景色に早く上まで行きたくなります。
そもそもこちらの洲崎神社は、千葉県館山市洲崎の御手洗山に鎮座している神社。
御手洗山は標高110m、太平洋を一望でき、ご本殿まではこの階段を上ります。
ご本殿の手前にあるわき道を行くと富士見鳥居があり、東京湾越しに夕日や富士山が見える絶景ポイントとしても有名です。
この日は残念ながら富士山を見ることはできなかったのですが、鳥居から眺める海はとても素晴らしく、空気が澄んでいて海山の力を感じられました。
富士見鳥居の傍らには、幸せの鐘。
その隣には「源頼朝公笠掛けの松」があり、立てかけられている説明には下記のように記されていました。
古くから、安産、航海安全、豊魚、五穀豊穣、厄除け開運、交通安全の守護神として信仰されていたという洲崎神社。源頼朝の故事に倣い、再起・再興の神さまとしても信仰されているそう。
海山の壮大なパワーを感じながら、古くからこの地に住む人たちの信仰心や源頼朝に思いをはせながら海を眺めていると自然とパワーがみなぎってくる気がしました。
住所/千葉県館山市洲崎1344