築50年を超える古民家をDIYして作り上げた空間で、オーストラリアスタイルのお料理やドリンク、スイーツを提供するブランチカフェが松戸駅そばにオープン。
オーストラリアやマルタ島でシェフをしていたというオーナーが作る温かな空間をぜひ体験してみてください。
公開 2023/11/30(最終更新 2024/03/13)
編集部 LEE
ライター&編集者。住民になって3年目、千葉や松戸について勉強中。過去に中華圏に住んでいたことがあり、アジア料理をはじめ食に関することが大好きです。趣味は写真、料理、手作り、旅行。X(旧Twiiter):@matudozumi
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古材で作った看板がお出迎え
松戸駅から歩いて約5分。ひっそりとした路地にそのカフェはありました。駅からは近いのに、隠れ家という言葉がぴったりの場所です。
50年を超える古民家をプロの手も借りながらDIYし、カフェに生まれ変わらせたのは韓国出身のアロンさん。
韓国の調理学校を出たあと、オーストラリアやマルタ島などさまざまな国でシェフとして働いてきました。
中でもオーストラリアのカフェ文化に魅せられ、オーストラリアのコーヒーや料理を広めたいと強く感じたそうです。
結婚を機に日本に住所を移し、かねてからの夢だった自分のお店を始めるために都内でもさまざまな物件を見ましたが、外国人との契約を渋られたりとお店のスタートには至りませんでした。
松戸で物件を見始めてから周囲に古民家が多いことに気付き、この物件の雰囲気が気に入ってここでお店を開くことを決めました。
アボカドやフムスなどオーストラリアを感じさせるブランチメニュー
店名の「UALLEY」は、英語の「YOU(あなた)」と「ALLEY(路地)」を合わせたもの。路地にあるお店でくつろいだ時間を過ごしてほしいという思いがこめられています。
さあ、それではメニューを見ていきましょう。
各国でシェフとして働いてきたアロンさんならではのセンスが光る、彩り豊かなブランチメニューは10:00~16:30に食べることができます。
人気メニューのひとつ、ポーチドエッグやケールのサラダがあしらわれたアボカドカッテージトーストプレート。例えばレモン果汁も市販のプロダクト品を使わず、フレッシュなレモンを店内で絞ったものを使用するなど、本物の味を大切にしているアロンさん。
日本ではあまりなじみのないケールですが、「今までは食べられなかったけどこのお店で食べられるようになった」など、うれしい報告を聞くこともあるそうです。
こちらも日本では珍しいフムス(ひよこ豆のペースト)を使用した「フムスとチキンのサラダボウル」は、バゲットが添えられ野菜たっぷりでヘルシー。
食べるだけで心も体も元気になれそうです。
1階席と2階席に加え、自然の光や風を感じられるテラスも利用できます。天気のいい日は外も気持ちよさそうですね。
DIYでモダンとレトロがMIXされた心地よい空間に
築50年を超える古民家を大工さんに協力してもらいながら解体、そして新たに床や壁を作り、リノベーションして誕生した「ブランチカフェ ユアリー」。
解体する中で出た古材をなるべく無駄にしないように、壁や手すりを作る際に再利用したり、看板を作成したり、Instagramで必要な方に譲ったりとリユースを心がけました。
また2階の天井裏からは、ずっと眠っていた古い電気アンカなどの宝物が見つかり、お店のインテリアとして活躍しています。
古民家ならではのさまざまな制約はありましたが、古いものをなるべく生かして作り上げられた空間は心地よく、ほっとするような温かさに満ちています。
自慢のコーヒーのバリエーション、コーヒー以外のドリンクやスイーツも豊富
ドリンクはカフェラテや、オーストラリアなどで一般的なフラットホワイト(ミルクの割合がカフェラテよりも低く、ミルクの泡立て方に違いがあります)、グレープフルーツハイビスカスエイド、グラスワインやビールなどもとりそろえています。
またスイーツメニューも充実。ブラウニーやバスクチーズケーキ、バナナケーキなどを用意しています。
クロワッサンやNYスタイルのチョコチップクッキーなど、ベーカリーメニューもあり、イートインもテイクアウトも可能です。
松戸駅でまたひとつ、時間を作ってわざわざ足を運びたいお店を見つけました。
「BRUNCH CAFE UALLEY(ブランチカフェ ユアリー)」
住所/千葉県松戸市本町10-3
アクセス/JR「松戸駅」徒歩5分
営業時間/10:00~18:00
定休日/日曜日・月曜日(他に不定休あり、詳しくはInstagramを参照)
Instagram/@ualley.official