癒し系科目、外国書研究@関西大学、今期もまったり穏やかに終了しました。
春学期は、こういう感じの教室が多いです。黒板に向かって座るタイプ。
PCと映写の用意は、授業をサポートしてくれるセンターのアルバイト学生さんが、授業開始前に設置してくださっています。回収もしていただけるので助かります。このサポートは本当にありがたいです。
これまでもそうでしたが、英文記事を一緒に読んだあと、その記事の内容に関連のあることを各自の視点で調べてもらうと、見事に取り上げることがばらけます。
それらをうまく並べると、まるでみんなで相談して分担したかのように、大きなストーリーが現れます。同じ記事を読んで、こんなに多岐にわたる調べものができるのかと学生も面白がってくれます。
私も参考になる文献を新たに知ることが多く、たいへん勉強になっています。
今学期は、小レポート提出と発表をパワーポイントでするよう指定しました(これまではワードでもパワポでも好きな方で出してもらっていた)。これは大成功でした。調べてきたことを披露するには、やはり見やすい形で提示する方がよく伝わります。構成をより意識しますし、画像などを添えることで明らかに効果を上げていました。
今期のテーマは、チェルノブイリ原発の今、ダークツーリズム、ホロコースト、反ユダヤ主義でした。英文のニュースやEUの報告書など、8種類ほどの英文を読み、4回小レポートを出して発表してもらいました。
かつては、毎回毎回、小さな調べものを発表してもらっていたのですが、小ネタになりすぎたり、ネタが尽きたりするデメリットがあったので、最近では、英文記事の内容把握が一段落したら発表大会という流れにしています。
英語の文献を読むという科目ですが、「英語科目」ではなく、3~4回生対象の専門科目という位置づけなので、文献を探して読んで、それを共有することを重視しています。
お互いの発表を聞くのは好評なので、今後も、マイナーチェンジはしてもやめることなく続けるつもりです。
最終回のアンケートで、「ディスカッションなどがあっても良かったかも」という意見があって、ああ、確かに、それは今期はしなかったなあ!と反省。
わりと発表が充実していて、時間もだいぶ使ったので、直接学生同士が話す機会を設けることはしませんでした。でも、受講生からも望む声が出たことですし、秋学期には復活させようと思います。