2021年5月の読書記録
5月はあっという間に終わってしまったような・・・
質屋の娘 駕籠屋春秋 新三と太十 (講談社文庫)の感想
第2弾。新三と太十の過去がわかり 因縁の相手とも対峙。駕籠屋の留五郎と姉妹のやり取りも面白い。乗り心地の良い二人の駕籠に「ヤッサ」「コリャサ」と乗ってみたい。なんとなく心温かくなるこのシリーズまだ続きそうかな。
読了日:05月09日 著者:岡本 さとる
心淋し川の感想
心淋しをうらさびしと読むとは。短編6 少しずつ出てきた人がまた登場したりする。全体に流れる寂寥感。千駄木町一角の心町にある長屋の住人がそれぞれ主人公になる話。差配の茂十はできた人と思いつつ何かある?とも。最後にしてその事がわかり 長年の灰色が解決した時には恨みを晴らす相手が亡くなってしまうなんて。冬虫夏草の母子。母の子に対するこんな思いは嫌だな。
読了日:05月13日 著者:西條 奈加
きたきた捕物帖の感想
なかなか面白かった。これからシリーズになるのか? 岡っ引きで文庫屋の千吉親分がなくなりその末弟子の北一が 事件を親分のやり方を思い出しながら 親分のおかみさん松葉の推理や長屋の差配富勘などと解決してくのは楽しい。まだまだ隠されたことがたくさんありそうで、よくわからない人が多すぎる。富勘、喜多次、欅屋敷の新兵衛などなど。最後の喜多次が「初ものがたり」に出てきたいなり寿司屋に繋がるのか。。。嫌な女おたまに最後しっかり北一が縁切りしたは スッキリした。
読了日:05月15日 著者:宮部みゆき
遺跡発掘師は笑わない 勤王の秘印 (角川文庫)の感想
シリーズ10 今回は高知が舞台。苦手な幕末でさらに 平家の落人伝説が絡み どんどん複雑になって・・途中こんがらがってきましたが。御璽は本物か?なぜここに?謎はいっぱいで おもしろい。勅書に押された天皇御璽が本物かさらに 書自体が偽物かもとどうとでもとれるものになってきますね。安徳天皇が生きていたというのは ありえるような気もしますが。それが 方々にあって。「土の中の遺物は揺るがない。真相をしることができなくても、真実に限りなく迫ることはできる」白皮の手袋の男が今後どう絡むのか。
読了日:05月20日 著者:桑原 水菜
花は散っても (単行本)の感想
著者初読み。美佐と祖母咲子と交互に語られていく。美佐は不妊治療につかれ義母の言葉と夫の態度に生活を変えようとしアパート暮らしを始める。祖母の残したノート三冊から 亡き祖母を知る。咲子は義姉妹となった龍子のことを憧れ自分の守る人と思いこむ。戦前の様子はお嬢様の暮らしそのもので上流階級の人。龍子の美しいものを見ていたいというのは 他の人を不幸にしたりする。勝手過ぎると思える龍子と英雄。写真の半分を龍子が大事にしていたことが救い。アンティークの着物には興味があり素敵。美佐を応援したい。読後余韻が残る良作。
読了日:05月22日 著者:坂井 希久子
桜ほうさらの感想
読んだ順番が「初ものがたり」「きたきた捕物帖」で本作だったので 富勘長屋の北一の前の住人の話だったとわかりすぐに引き込まれた。親子兄弟でも こんなにも生き方考え方が違うと不幸の始まりなんだろうか。古橋家の場合は特に。父の冤罪のもとを知らなかったのは笙之介だけだったのか。江戸へ出てきたのも仕組まれていたのか・・・富勘の差配さん村田屋治兵衛さんはここから「きたきた~」へ続くのね。和香のこともちろん笙之介のことも今後わかってくるのか楽しみ。ささらほうさら=いろいろあって大変だった。目はものを見るだけ心で解釈する
読了日:05月29日 著者:宮部 みゆき
本も 思うように読めませんでした。
読んだ本を登録している「読書メーター」ですが
そのサイトへの 読んだ本登録が1000冊となりました。
2002年からの登録だったと思います。
宮部みゆきさんのものはたくさん読んでいるのですが
近年?時代ものも書かれるようになって
それもなかなか面白いので 追っかけてみようかと思っています。
読んだ本の数:7
読んだページ数:2224
読んだページ数:2224
雪見酒 居酒屋お夏 春夏秋冬 (幻冬舎時代小説文庫)の感想
新章第2弾。お夏たちが必殺仕事人みたいになってきた(笑)この居酒屋に行ってみたい。そこで常連客と過ごしてみたい。4話でどれも良かったけど、「雑煮」「雪見酒」が良かったかな。弟子が強くなり自分を追い越していくのは うれしい反面嫉妬が生まれるとは 厄介ですね。
読了日:05月03日 著者:岡本さとる
新章第2弾。お夏たちが必殺仕事人みたいになってきた(笑)この居酒屋に行ってみたい。そこで常連客と過ごしてみたい。4話でどれも良かったけど、「雑煮」「雪見酒」が良かったかな。弟子が強くなり自分を追い越していくのは うれしい反面嫉妬が生まれるとは 厄介ですね。
読了日:05月03日 著者:岡本さとる
質屋の娘 駕籠屋春秋 新三と太十 (講談社文庫)の感想
第2弾。新三と太十の過去がわかり 因縁の相手とも対峙。駕籠屋の留五郎と姉妹のやり取りも面白い。乗り心地の良い二人の駕籠に「ヤッサ」「コリャサ」と乗ってみたい。なんとなく心温かくなるこのシリーズまだ続きそうかな。
読了日:05月09日 著者:岡本 さとる
心淋し川の感想
心淋しをうらさびしと読むとは。短編6 少しずつ出てきた人がまた登場したりする。全体に流れる寂寥感。千駄木町一角の心町にある長屋の住人がそれぞれ主人公になる話。差配の茂十はできた人と思いつつ何かある?とも。最後にしてその事がわかり 長年の灰色が解決した時には恨みを晴らす相手が亡くなってしまうなんて。冬虫夏草の母子。母の子に対するこんな思いは嫌だな。
読了日:05月13日 著者:西條 奈加
きたきた捕物帖の感想
なかなか面白かった。これからシリーズになるのか? 岡っ引きで文庫屋の千吉親分がなくなりその末弟子の北一が 事件を親分のやり方を思い出しながら 親分のおかみさん松葉の推理や長屋の差配富勘などと解決してくのは楽しい。まだまだ隠されたことがたくさんありそうで、よくわからない人が多すぎる。富勘、喜多次、欅屋敷の新兵衛などなど。最後の喜多次が「初ものがたり」に出てきたいなり寿司屋に繋がるのか。。。嫌な女おたまに最後しっかり北一が縁切りしたは スッキリした。
読了日:05月15日 著者:宮部みゆき
遺跡発掘師は笑わない 勤王の秘印 (角川文庫)の感想
シリーズ10 今回は高知が舞台。苦手な幕末でさらに 平家の落人伝説が絡み どんどん複雑になって・・途中こんがらがってきましたが。御璽は本物か?なぜここに?謎はいっぱいで おもしろい。勅書に押された天皇御璽が本物かさらに 書自体が偽物かもとどうとでもとれるものになってきますね。安徳天皇が生きていたというのは ありえるような気もしますが。それが 方々にあって。「土の中の遺物は揺るがない。真相をしることができなくても、真実に限りなく迫ることはできる」白皮の手袋の男が今後どう絡むのか。
読了日:05月20日 著者:桑原 水菜
花は散っても (単行本)の感想
著者初読み。美佐と祖母咲子と交互に語られていく。美佐は不妊治療につかれ義母の言葉と夫の態度に生活を変えようとしアパート暮らしを始める。祖母の残したノート三冊から 亡き祖母を知る。咲子は義姉妹となった龍子のことを憧れ自分の守る人と思いこむ。戦前の様子はお嬢様の暮らしそのもので上流階級の人。龍子の美しいものを見ていたいというのは 他の人を不幸にしたりする。勝手過ぎると思える龍子と英雄。写真の半分を龍子が大事にしていたことが救い。アンティークの着物には興味があり素敵。美佐を応援したい。読後余韻が残る良作。
読了日:05月22日 著者:坂井 希久子
桜ほうさらの感想
読んだ順番が「初ものがたり」「きたきた捕物帖」で本作だったので 富勘長屋の北一の前の住人の話だったとわかりすぐに引き込まれた。親子兄弟でも こんなにも生き方考え方が違うと不幸の始まりなんだろうか。古橋家の場合は特に。父の冤罪のもとを知らなかったのは笙之介だけだったのか。江戸へ出てきたのも仕組まれていたのか・・・富勘の差配さん村田屋治兵衛さんはここから「きたきた~」へ続くのね。和香のこともちろん笙之介のことも今後わかってくるのか楽しみ。ささらほうさら=いろいろあって大変だった。目はものを見るだけ心で解釈する
読了日:05月29日 著者:宮部 みゆき
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