2021年2月の読書記録
2月は シリーズものと
新たなシリーズものの出会い
初読みの作家さんといろいろ読むことができました。
「みつばの郵便屋さん」はシリーズでたくさん出ているようなので
読み進めていきたいと思います。
久々の湊かなえは いつものイヤミスではなく 最後に希望がもてたかな。
3月も年間100冊 読んだ本1000冊をめざして 読み進みます!
読んだページ数:3130
遺跡発掘師は笑わない 君の街の宝物 (角川文庫)の感想
短編集。毎回殺人事件などが発掘にからみおきていたけど、今回はそれはなく安心して読めました。無量の幼い日の父とのこと、祖父とのことなどが語られた。この先、父との確執は解決されていくのだろうか、気になる。「君の宝物」の諦めずに薬瓶の謎を解けた時は、埋もれてしまわないで良かったと思った。幽霊の正体は猿。萌絵の男前に拍手!
読了日:02月03日 著者:桑原 水菜
短編集。毎回殺人事件などが発掘にからみおきていたけど、今回はそれはなく安心して読めました。無量の幼い日の父とのこと、祖父とのことなどが語られた。この先、父との確執は解決されていくのだろうか、気になる。「君の宝物」の諦めずに薬瓶の謎を解けた時は、埋もれてしまわないで良かったと思った。幽霊の正体は猿。萌絵の男前に拍手!
読了日:02月03日 著者:桑原 水菜
ローザの微笑の感想
以前読んだ「子盗り」が良かったので他のものは?と読んでみたのですが、、期待したものとはずいぶん違い、躊躇いました。ひとはどこまで落ちていくのか。何故もっと自分を大切にしないのか。途中で何度もそう言いたくなる。寄ってくる男も皆ローザを利用するやつばかりで最低。ジローが唯一の救いだったか。
読了日:02月04日 著者:海月 ルイ
みつばの郵便屋さん (一般書)の感想
タレントの春行とよく似た年子の弟秋宏は郵便配達をしていて配達でおこるいろいろな心がちょっと温まるお話が8つ。郵便屋さんていろいろな家庭の事情がわかったりするだろうな。深く考えずに仕事をしないと難しそう。誤配は最近はあまりないな。同じ苗字が並んでいる地区なので以前はあったけど。秋宏がなんだかとっても好き。小野寺さんの話にはよく離婚家族が登場しますね。またって思っちゃいました。「何かの変えどき」「自分あっての地球」雨の日も風の日も雪の日も暑い日も寒い日もありがとう郵便屋さん。次も読もう。
読了日:02月06日 著者:小野寺 史宜
明日の僕に風が吹くの感想
中高生向きかな。叔父の死は必要だったのかなとちょっと疑問に。いじめにあって島の学校へというストーリーはけっこうある話だけど。都会と違い島はみんなが家族。プライバシーもあったもんじゃない。でも それが良いか悪いかは住んでいる人の気持ちによって違ってくる。有人が自分の殻に閉じこもって出られない長いひきこもりから、少しづついい方向にむくきれいな話と思ったら 自分の見ていた知っていた叔父の姿が別のものに移っていったあたりから 誠の存在がいい感じになってきて一気に読み進めた。
読了日:02月08日 著者:乾 ルカ
侠気―新・剣客太平記〈3〉 (時代小説文庫)の感想
今回も面白かった。剣の腕は上がるけど お節介や人との関わり方は変わらず 男気は増すばかり。猫さんとの旅は良かった。祖父の中原大樹の死を 竜蔵がなかなか受け入れられず苦悶する。早くに父を亡くし、大樹とのいろいろな思い出が自分が子をもってその意味がわかることもあり、さらにありがたさがわかる。ホロリとしました。
読了日:02月12日 著者:岡本 さとる
落日の感想
いつ図書館で予約したのか忘れるほどだった。湊さんだと構えながら読んだけど、最後に光が見えて良かった。香と防火板を挟んで触れたのは誰だったのか?脚本家の卵の千尋が語り掛けるおねーさんに違和感を感じ始めたころ真実がわかりやっぱりと。それぞれの章の語りが香と千尋で変わり繋がっていく過去。虐待 いじめを描くものが増えたけど現実にあることなんだろうと思うと怖くなる。「笹塚町一家殺人事件」は千尋が書いた脚本によってすべてが明かされたように受けるけどこれは そうであってほしいなのかもしれない。
読了日:02月17日 著者:湊 かなえ
初夏の訪問者 紅雲町珈琲屋こよみの感想
お草の死んだはずの息子良一だという学の出現によって、あれこれ思案し昔の夫と過ごした情景や自分を見つめ直す。自分を大切にしてくれたおキクの息子学。結果はわかっていたような気がしたけど。学は自分がお草の子だと思い奮起できたんだけど、真実を知ってかわいそうな気もする。宇佐木兄弟のことやもり寿司などの問題もいろいろ織り交ぜ、久実と一ノ瀬にもいろいろあるけれど、久実の若い考えに救われたりする。タウン誌でお草さんが亡くなったことになちゃって それで改心する宇佐木弟てどうなの(笑)
読了日:02月18日 著者:吉永 南央
みつばの郵便屋さん 先生が待つ手紙 (ポプラ文庫 日本文学)の感想
シリーズ2 秋宏の真面目な働きぶりと性格が好き。配達区の人のこともよく見てる。近くなり過ぎないようにしながら接している感じも良い。たまきさんを春行や百波に紹介し 四人で飲んでしゃべっている場面がなんかいいなぁ。谷さんとも親しくなってきた。次も読もう。
読了日:02月20日 著者:小野寺 史宜
未来の自分に出会える古書店の感想
「声に出して読みたい日本語」の齋藤さんが物語形式で書かれた物。中学生のメッシと高校生のゴッホの兄弟が新しくできた古書店「人生堂」の店主サイトウさんにすすめられて、いろいろ本を読み、考えさらに視野を広げていく。中高生向きかもしれないけど、大人でもためになると思う。こんな古書店があり店主がいたらいろいろ相談してみたい。何気なく手にとった本で人生が変わるかも。物語には、力があり、セリフは、場面とともに、心に残る。
読了日:02月23日 著者:齋藤 孝
ヨンケイ!!の感想
ヨンケイてなんだろうと思っていたら 400mリレーのことだった。100mづつ4人でバトンを繋ぐ。離島大島の高校の陸上部やっと4人そろってヨンケイをやることになったものの4人の心はバラバラでスタート。話は一走者から順に兄に比較される受川 上手く走れなくなった雨夜 陸上の強豪高から転校してきた脊尾 受川の兄に憧れ3年生最後の大会に熱い思いの朝月。それぞれが リレーでバトンを繋ぐ意味を見出していくまでのこころの葛藤が素直に熱い。一気に読めてなんか清々しい 青春!
読了日:02月25日 著者:天沢 夏月
本所おけら長屋(十五) (PHP文芸文庫)の感想
だんだんと万松がいいやつに思えてきた!お染さんがいい女でなかなかの深慮のあると人というのはわかっていたけど。この人と鉄斎が出てくると上手くまわっていきますね。はるざれ 食べてみたいですね。なつぜみはホロリと。あきなす 万造の米屋での立ち位置がなるほど。ふゆどり 武士と言うものは何故に斬り合うのか ほんと嫌な時代ですね。おけら長屋の面々はそこで暮らすようになって新しい何かが始まったのですね。
読了日:02月27日 著者:畠山 健二
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コメント
声に出して♪
あの齋藤 孝さんの物語があるのですね!
息子が子どもの頃、「声に出して~」をずいぶん読んであげましたよ^^
理系に進んで、国語の能力は今ひとつでしたが(笑)
親子の楽しい思い出です。
私も本屋さんで見たら読みたいです^^
どんどん読まれた本が増えていきますね~♪
2021-03-02 21:45 ひーさん URL 編集
Re: 声に出して♪
こんにちは(*^▽^*)
いつもありがとうございます。
斎藤さんの本は中高生の子がいれば是非薦めたい本です。
もちろん大人でも読んでためにはなります。
本好きは小さい頃からではないのですよ。
こんなに読書をするようになったのは
20年くらい前からで 今が一番読書していると思います。
一生懸命に読み聞かせはしたのに
子どもたちも小さい頃ちっとも本を読みませんでした。
今は どうかな・・・
2021-03-03 14:11 りぼん URL 編集