松本 恭攝

松本 恭攝

Yasukane Matsumoto

ラクスル代表取締役社長CEO

1984年富山県生まれ。慶応義塾大学卒業後、A.T.カーニーに入社。コスト削減プロジェクトに従事する中で、印刷費が最もコスト削減率が高いことに気づき、印刷業界に興味を持つ。2009年にラクスルを設立。2013年より印刷機の非稼働時間を活用した印刷のEC(電子商取引)事業「ラクスル」を開始した。その後、2015年12月より物流のシェアリングエコノミーサービス「ハコベル」、2020年4月よりテレビCMプラットフォーム「ノバセル」を開始した。「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」をビジョンに掲げ、巨大な既存産業にインターネットを持ち込み、産業構造の変革を進めている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネス電子版に記事を最後に執筆した時点のものです。

この著者の記事

社員がイキイキと働く「分社」、大事なトップのメッセージとは

松本恭攝の「産業DXの要諦」

社員がイキイキと働く「分社」、大事なトップのメッセージとは

私がハコベルのJV化で最も強く感じているのが「ハコベルメンバーが非常に前向きに、そしてイキイキと働くようになった」ということです。これはひとえに「やっと手応えのある事業グロースを実現できるようになった」という理由に尽きると思います。

事業成長の限界を「JV化」で突破する

松本恭攝の「産業DXの要諦」

事業成長の限界を「JV化」で突破する

「高い利益を出しながら、成長領域の事業に投資し、なおかつ伸び悩む事業を見直す。私は、経営者として複雑な方程式を解く必要に迫られたのです」

「企業は人に投資せず、個人も学ばない」を変えよう

松本恭攝の「産業DXの要諦」

「企業は人に投資せず、個人も学ばない」を変えよう

「日本企業が感じる人材マネジメントの一番の課題は何か?」という調査で最も多かった回答は、「人事戦略が経営戦略にひも付いていない」というものでした。これは、多くの企業が経営の中心に「人」を据えていないということを意味しています。

入社初日でも「信頼」し合える環境づくりの極意とは

松本恭攝の「産業DXの要諦」

入社初日でも「信頼」し合える環境づくりの極意とは

ラクスルは「信頼」を中心に据えた新しい人事制度をつくろうとさまざまな取り組みを行っています。それが今年1月31日からスタートした「Be Trusted」です。

薄れる事業の「手触り感」と深まる孤独に立ち向かう

松本恭攝の「産業DXの要諦」

薄れる事業の「手触り感」と深まる孤独に立ち向かう

「自分で直接手掛ける事業もなく、会社でのインプットもない日々。事業の『手触り感』がどんどん薄れていく状況下で私は孤独を深めていきます。コロナは私にとって、経営者であると同時に個人として非常に大きなハードシングスだったのです」

急成長がもたらすハードシングス

松本恭攝の「産業DXの要諦」

急成長がもたらすハードシングス

資金調達に成功し、スタートアップとして飛躍的に成長を遂げる「最もエキサイティングな時期」こそ、経営者として一番つらかった。今回は私にとってのハードシングスについて話します。

「マーケティングの民主化」が変えた競争軸

松本恭攝の「産業DXの要諦」

「マーケティングの民主化」が変えた競争軸

広告の効果測定に、多くのIT企業が「認知率」という曖昧な数値ではなく「売り上げの伸び」という測定にこだわるのか。それには大きく2つ理由があります。

ギャップに見いだした商機

松本恭攝の「産業DXの要諦」

ギャップに見いだした商機

実は地方のテレビCMは非常に安い。決して地方のテレビ局や広告代理店がブラックボックスにしているわけではなくイメージと実体の間のギャップが知られていないだけだ。

事業の成長をどこまで待つか

松本恭攝の「産業DXの要諦」

事業の成長をどこまで待つか

横展開できるものはあれど、「事業のつくり方」というフォーマットはない。新規事業を生み出す際に大事なのは「過信しないこと」だ。

新事業への挑戦を急いだ理由

松本恭攝の「産業DXの要諦」

新事業への挑戦を急いだ理由

会社設立から6年、「印刷」に続く第2の事業「物流」へと歩を進めた。投資家の反対を振り切ってでも新事業を急いだのには理由があった。