神奈川沖浪裏/KANAGAWA【感想のみ】
プレイ人数:2-4人
プレイ時間:45分
デザイナー:ブルーノ・カタラ/チャールズ・シュバリエ
われらが故郷、神奈川県をテーマにしたボードゲームがついに登場!
といっても神奈川県自体がテーマなわけではなく、北斎とその弟子というのがメインテーマ。
葛飾北斎の木版画『神奈川沖浪裏』からKANAGAWAと名付けた様子です。
カード置きがちゃんとした簾だったり、筆ツボがリアルだったり、と凝った造り。
さてさてゲームは、北斎の弟子となって、北斎から学んだ着想を基に様々な風景画を描いていくのが目的。
ゲームシステム敵に目新しい要素がほとんど見受けられず。
カードの取得はどこかコロレットのようだし、資源、筆壺、得点取得パターンもよくあるもの。
でもでも、雰囲気が一級品だから、カードの取得も、絵画カードの配置も、なかなかに面白い。
多分、面白さの軸は“雰囲気”がかなりを占めています。
資源を獲得して、一定のテンポで自分の場が発展していくタイプのゲームは、実際に手でコマやカードを触って置いてという行為が面白さを大きく演出していると思います。
だから、筆壺、絵画、そしてカードの下にひく簾などの一つ一つが良くできていると、触ってるだけでもう楽しくなってくるのです。
ゲームは手堅いだけに、一級品の雰囲気にじっくり浸れてバランスがちょうどよかったかなぁと。
目新しいシステムが好きな人には向かないです。
逆に言うと最近ボードゲームにハマった人は、雰囲気どうこうは置いておいても楽しめるかな。
何はともあれ地元がテーマの作品がこの世にあるのは嬉しい事だね!
ボードゲームショップリンクへ
ボードゲーム記事一覧へ戻る