プレイ人数:2-5人
プレイ時間:30分
デザイナー:カルロ・A・ロッシ
メンバー依存度 4/5
ざっくりルール
ボードには10か所のレシピスペース。6色の材料コマを使って、レシピを完成させていきます。
といっても、ゲーム開始時にレシピは1つもありません。
自分たちでレシピを作っていくのです。
レシピを作ると、材料コマと勝利点が貰えて、以後他のプレイヤーはレシピを達成することで同様の材料コマと勝利点を得ることができます。
が、しかし!自分で作ったレシピは自分で使えません。
誰かがレシピを使った際に払われた材料は、1つを除いて破棄されます。残った1つはレシピを作った人への報酬。
また、ゲームの最初に自分の材料コマの色カードが配られます。
これは各プレイヤーの秘密の目的。この色の材料コマを場全体から消し去ると勝利点が貰えるのです。
共有の材料コマのストックのうち3種類がなくなったらゲーム終了。
全員が持っているコマを共有ストックに戻して、秘密の目的を処理した後、最も勝利点の多いプレイヤーの勝利です。
ハテナがいっぱいからのスタート
ルール説明を聞いた時はハテナがいっぱい。自分で作ったレシピを自分で使えないし、狙った材料コマを場から無くすにはどうしたらいいのかもわからない、と凄く謎なプレイ感。
他のプレイヤーが作ったレシピで、稼ぎたいけど、そのためにはコマを効率よく手に入れないといけないし、そのためには誰かにレシピを使ってもらいたいんだけど、周りにとってお得過ぎない材料と報酬のバランスはいかがなものかと、考えることになって・・・・・・・
・・・と、色々考えていくうちに、段々と材料を得点に変えるルートが見えてくるのです。
最初と全く見え方が違ってくるという、このゲームでしか味わえない感覚が最高でした。
玄人志向
ただそんな取っつきにくさもあるので、ボードゲームに慣れているプレイヤー同士で2-3回遊んでやっと楽しさが分かるゲームでした。これは決して悪く言っているのではなく、そういうゲームなのです。
何もこの世は初見で楽しめるゲームが正義という訳ではないものね。
ちなみにプレイ時間が30分程度と短いので、繰り返し遊ぶのは全然苦じゃないです。
まとめ
物を集めて変換して・・というリソースマネージメントゲームの中では異端児ですが、遊んでいくうちに感覚的に分かってくる、
見えない道筋が見えてくる、
といった職人芸を極めたかのような錯覚に味わえる、かなり新鮮なゲームでした。
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