2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

南京侵攻について、憲兵・上砂勝七の証言

南京侵攻に関して、第十軍の憲兵だった上砂勝七氏(陸軍少将。終戦時、台湾憲兵隊司令官)の証言。 上砂勝七氏「憲兵三十一年」より 南京攻略のため、柳川軍が編成され、二十有余隻の船団を組んで、堂々杭州湾李宅の浜に敵前上陸を敢行し、「日軍百万杭州北…

勝谷誠彦氏にみる「流言飛語」の作法

先日の櫻井よしこ氏批判に続いて、またもや緊急エントリーです。しかも今回は直接近現代史ではない内容ですが要ご了承。 勝谷誠彦氏については、拙ブログ3月3日にて正面から批判しましたが、 「2005-03-03 勝谷誠彦氏はなぜこんな愚かな文章を書いたのか?…

櫻井よしこさん、これは意図的デマですか(南京事件関連)

中国の反日デモに便乗して、日本でも「同じ穴のムジナ」が跋扈しつつある。 週刊新潮4月28日号の櫻井よしこ氏のコラムもそのひとつのようだ。 3月5日のエントリーで取り上げたSPA!勝谷誠彦コラムよりは影響力は大きくないかも知れないが、いちおう緊急…

もはや首都ではなかった南京

間が開きましたが、2005-04-14エントリー「日本軍は、南京で一発の銃弾も打つ正当な理由がないはず」のコメント欄から、野良猫さんの発言。 こうした確信的に不誠実に振る舞う相手に、契約や約束事の類を守らせるには、「強制力」が必要になってくる。これは…

日本軍は、南京で一発の銃弾も打つ正当な理由がないはず

そろそろ南京侵攻についての考察を再開しようと思う。 こういう発言を見ると、南京侵攻自体への考察なき発言が跋扈していると思わざるをえない。 http://ch.kitaguni.tv/u/6508/%c0%af%bc%a3/%c0%ef%c1%e8%c0%d5%c7%a4/0000200863.html 当時の日本軍に組織的…

おすすめサイト

近況;ここのコメント欄で議論しております。http://d.hatena.ne.jp/spanglemaker/20050402#c本当に思うのだけれど、多くの人が、安易に断定しすぎていませんか。 あと、この資料集を読んでから論考することを個人的におすすめします。 南京事件 小さな資料集…

皇国・皇国システム・動員ツール(メモ)

前回エントリーの書き直しをしているところです。 今回もメモですが、コメントは大歓迎です。今回の論考において、4つのキーワードをまず提示したいと思います。・「皇国」という概念‥「君が代」は軍国主義の象徴‥という表現を、ここ最近の議論でもよく目に…

「皇国」の国歌としての君が代(下書き)

「惰性的継承」と書いたが、では何が惰性的に継承されたのか。 昨日まで「大日本帝国の旗と歌」と私は書いていた。 それでは見えてこない問題があることに気づいた。あえて言ってしまおう。 君が代は、「皇国」の歌である。皇国のテーマソングである。ヒント…

「悔い改めていない」姿勢の象徴としての日の丸・君が代

暴風さんの応答 http://d.hatena.ne.jp/bowwho/20050404 >>bluefox014さん。トラックバック&コメントありがとうございました。>>日の丸・君が代問題の一つの核心は、もともと大日本帝国の国旗国歌であった旗と歌を、どうして日本国がそのまま継承したのか、…

国旗・国歌問題;「理念なき継承」をめぐって

swan_slabさんのhttp://d.hatena.ne.jp/swan_slab/20050329経由暴風さんのhttp://d.hatena.ne.jp/bowwho/20050329#c 私の立場はと言うと、一言で言えないのだけれど、できるだけ簡単に言うと。一般的に国旗や国歌に敬意を表するのは、国民としてのマナー。学…