inSmartBank

B/43を運営する株式会社スマートバンクのメンバーによるブログです

大きな力は、チームのために使いたい

この記事はSmartBank Advent Calendar 2024 15日目の記事です。

昨日は furukyoさんの「なぜ全社員が採用に関わるのか?“スクラム採用”で組織拡大を目指す」という記事でした。


こんにちは!スマートバンクのUXリサーチャー、Harokaです。

この度、ご縁をいただき『UXリサーチの活かし方 ユーザーの声を意思決定につなげるためにできること』を11月11日に出版しました🎉

本の中では、多くの実践者の方にご登場いただいています。また、執筆のサポートとしても、とても多くのリサーチャーの方々に支えていただきました。

数々の実践者の方に事例インタビューを実施、掲載させていただきました

UXリサーチャーという職種で活動していたり、組織の中でリサーチ活動に従事されている方と出会うのってどうしているの?とご質問を受けることがありました。 思い返せば、出会いから記事の執筆に繋がったり、登壇にお呼びいただいたりと、色んなありがたいご縁をいただいています。また、私自身も、リサーチ活動で悩んだ時に相談できるリサーチャーの方々が複数いらっしゃいます。

どうやったらそんな繋がりができるのですか?とよく聞かれるため、自身のことを振り返って、何か役に立ちそうなことをご紹介してみたいと思います。

発信する人のところに情報が集まる

私は、Xで自分の考えを話すように伝えるのはそこまで得意ではありません。 その代わり、ブログ形式で定期的に発信させていただいています。

このブログを投稿している、inSmartBankでは、自身がリサーチチームとして取り組んできたことを自分の言葉で届けられるように努めてきました。

日々のリサーチ活動で、小さなトライをいくつも繰り返し、より良い進め方を考え続けているのですが、一定他の方にお伝えしても役に立てそうかな?と思ったタイミングでブログとして記録を残しています。

組織の中でリサーチ活動する上での実践知が溢れかえっているわけではないので、N1の事例であったとしても誰かの役に立つかもしれない...と思って、自分の思考整理も兼ねて書くようにしています。

ひとつの集大成としてまとめたResearch Culture Bookも、事業とともにアップデートしていく必要があると思っており、内部資料を調整しています。外部公開しているものは、内部運用で再現性が確認できてから、今後また更新させてください🙏

発信活動をしていると、その記事をきっかけに、合同で勉強会しませんか?というお話をいただいたりもします。 まずはお話する機会を設け、お互いにとって良い機会になりそうであれば積極的に実施させていただいています。

こういった繋がりから、たとえば関連する話題で面白そうな記事が出れば、その方に近況報告を兼ねてお知らせしたりすることもあります。

色んな立場の方から学ばせていただく

東京理科大学の研究室に訪問させていただいた時の様子

今年は、東京理科大学や東海大学など、大学の先生方、学生の皆様との交流もありました。

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一人の実践者としての経験が学生のみなさまのお役に立つのであれば、と思い、お申し出があれば、積極的にお受けするようにしています。

不思議なことに、普段アカデミックな立場から捉えてらっしゃるお話を聞くことが、思わぬ形で現場でのヒントにつながることがあります。

一見全然違うことも、何かしら繋がっているようにも思います。 子供と一緒に参加した農業体験で農家の方から聞いた話、別職種で活躍されている方との雑談、年齢が離れている方との会話......あらゆるところに学びが潜んでいる気がします。

一緒に活動してきた期間の長い、川勝さんからは「誰かから聞いた話やフィードバックを前向きに飲み込んでいくのも、はろかさんの特性なんですかね。そういった方には、お願いや提案を周りもしやすいのかもしれないですね」と言っていただけてハッとしました。

「前向きに飲み込んでいく」と素敵に表現してくださっています。 お話の内容を反芻しながら、自分とは違っている部分について「なるほどなあ、そう思うんだなあ」「どこからそう思ったんだろうなあ」と感じることが多く、その場じゃなくとも、随分と時間が経ってから「あの時の話、こういうことだったのか」を思うことも。

原典が探し出せないのですが、歌人の中村森さんの言葉が印象に残っています。

「できない」と言わない

ご縁をいただき、Figma Japan 株式会社 2周年記念イベント「The ways we work」で登壇しました。

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その時、懇親会でお見かけしたkgsiさんに、「結婚式の司会頼みたいくらい声が良かった!今度イベントあったらお願いしますね!」と声をかけてもらいました。

そう思っていただけるくらいはっきり声が届いていたのだなぁと嬉しく思っていた半年後......

「はろかさん!近々イベントやるんですが、司会をやってもらえますか!」

とお声がけがありました。

cross-rel.connpass.com

自分は登壇することはあれど、司会だけで活動することはほぼありません。 プロでもないし、大丈夫かな...と思いましたが、即座に「いいですよ!日にちはいつですか?」とご連絡しました。

誰かに何かを頼まれる時、そしてそれが”抜擢された”とか”私には力不足ではないか”と不安に思う時、ありがたく感じつつも、辞退するケースもあると思います。 失敗したら不安ですし、その日に向けた準備が必要で、少なからず時間を使います。

でも、私はこうしたお話がある時、自分に声をかけていただいたことに感謝し、予定が合う限り必ずお引き受けするようにしています。

この姿勢は、専業主婦から仕事を始めた時から全く変わっていません。チャンスが来たら、思いっきりバットを振るのみ

失敗するか成功するかわからないけど、当事者となってやり抜く。そうすれば、自分にとっていい経験になる。

そんな気持ちをもって、いただいたチャンスを誠実に対応させていただいています。

R.35 meetupで司会を務めたときの集合写真

また、光栄にも何かにお声がけいただいた時には、必ずスマートバンクのことを知っていただけるようにしています。

B/43シャツに帽子など会社グッズを身につけるようにしています

私が発信する目的(外部登壇したり、ブログを書くなど)は、入社時から変わらず「スマートバンクでの活動について知ってもらい、大事にしていることに共感してもらえる仲間を見つけること」です。

自分を抜擢していただくなど、何かありがたい機会をいただいたなら、自分のためではなく、もっと大きなことのために使いたいと考えます。

昔、母が祖母から何かのお礼でお金をもらった時、「これはおばあちゃんから貰った大事な気持ちやから、また私がおばあちゃんや、はろちゃんとかにプレゼントしたい時に使わせてもらうねん」と言っていたことを思い出します。

お金は目に見えるものではありますが、母は、目に見えない気持ちを受け取り、大事にしていたのではないかと思います。

私にとっては、自分の好きなスマートバンクのチームに還元し、一緒にリサーチしながら事業を動かしていく仲間に出会えることが、チームにとっても私にとっても良いことではないかと考えます。

ありがたいことに、明日11月28日、Figma Japan主催の『Design Beyond Boundaries』に司会としてお呼びいただけることになりました。

会場でお会いするかたがいらっしゃったら、ぜひ交流させてください!🤝

何か一つのことを誠実に務めたら、また次につながる......そんな経験が得られるチャンスがあれば、飛び込んでみてはいかがでしょうか。

振り返ってみて

川勝さんから、「頼れる人が多いのは、先に役立つ情報を与えるとか、頼られたら受け入れるとか、先にGIVEしてることが大事なのかもしれませんね」と言っていただきました。

発信して情報をお渡しする、依頼されたら断らないなど、一貫して行ってきたのは、”GIVE”だったのかもしれません。

確かに、あまり意識していなかったのですが、なるべくいただいたご縁をいい形にしたいという気持ちが働いている気がします。 私自身、個人ではなく、スマートバンクで活動している一人のメンバーとして活動している気持ちがあるため、できればチームにとってもいい形になるといいな、と考えています。

今後ともこうした機会があれば積極的にお声がけいただきたいですし、またその機会が自分を成長させてくれる気がしています!


この秋、スマートバンク主催のイベントが盛りだくさん!ご参加お待ちしています。

なお、本日はPM主催のイベントが開催されます!👏(お申込みは昨日で終了🙇、参加される方はどうぞお楽しみに!) smartbank.connpass.com

smartbank.connpass.com

SmartBank Advent Calendar 2024はまだまだ続きます! 明日のアドベントカレンダーは、一緒に日々業務を進めている、UXリサーチャーのmaayaさんです。お楽しみに!

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In this blog, engineers, product managers, designers, business development, legal, CS, and other members will share their insights.