寿司とわさびがネットで話題である。
誠にしょうもない話であって、さっさと解決し、関係者を厳罰に処して欲しい。
誠にしょうもない話であって、さっさと解決し、関係者を厳罰に処して欲しい。
それはいいのだが、前から東京のちらし寿司には言いたいことがあった。
ぼくにとってちらし寿司と言えば、北島三郎が宣伝している「すし太郎」の完成品のようなもの(手こね寿司と同じもの?)であって、甘い酢飯の中に人参、しいたけ、レンコン、かんぴょうのようなものが混ざっていて、表面に錦糸卵を掛けて供する。
ぼくは甘いごはんが好きではないので、そんなに好きではないが、そういえば兵庫出身の亡母が作っていたから、関西のものであろうか。
で、東京に出てきて「ちらし寿司」を頼むと、全然違うものが出てくる。
丼に酢飯がよそってあり、上にマグロ、イカ、エビなどの刺し身が載っていて、真ん中にドン、とわさびが置いてある。
これ、どうやって食べればいいんだろうか。
いろいろな人に聞いたのだが、大きく分けて次の2つである。
■食べ方(1)
まず、小皿に大量のわさびとガリを避ける。
次に、小皿に醤油を入れ、わさびを溶かしながら、刺し身を付けて、酢飯に載せて食べる。
つまり、刺身定食のごはんが酢飯になって、刺し身がごはんに乗っかってる版として食べる。
この場合始末に困るのが、大量のわさびとガリをどうするかである。
刺身定食であれば、わさびはもとより刺し身の横にあるから、好きなだけ取って、残りは残せば良い。
しかし「ちらし寿司」の場合は、わさびを避ける場所が、わさび醤油をつくる小皿しかない。
結局、わさびを島、醤油を海のような状態にして、中途半端にわさびを溶かしながら食べる。
わさびは醤油で汚れて小皿に残る。
これが正しい状態なんだろうか。
で、ガリである。
これも小皿に避けるか、丼に置いたままにするか。
小皿に避けると、わさび醤油がついてしまう。
丼に置いたまま、気にしながら食べるのもイヤだ。
握り寿司のセットのばあいは、ガリは握り寿司の横についていて、好きなだけ食べて、残せばいい。
■食べ方(2)
まず、小皿に大量のわさびとガリを避ける。
次に、醤油を垂らして、好きな濃さのわさび醤油を作る。
で、それを丼に掛けて、食べる。
要は最近出てきた「海鮮丼」の味がついてない版、セルフで味をつける版として食べる。
これも不思議だ。
好みの濃さのわさび醤油を作るのが難しいし、終わったら汚れたわさびが残る。
ガリもどうするか難しい。
わさび醤油を掛けるのか?
辛すぎないか?
「ちらし寿司」よりも明らかに優れた食べ物があって、刺身定食、握り寿司セット、そして海鮮丼である。
刺身定食はわさびの処理が簡単だし、握り寿司セットはガリの処理が簡単である。
海鮮丼は最初から味がついているから、わさび醤油を作る手間もなく、残ったわさびの処理にも悩まなくていい。
なぜ明らかに優れた食べ物を、同じ店で売っているのに、劣った食べ物を出しているのか。
「鉄火丼」も昔は「ちらし寿司」と同じシステム(違いはマグロ一色なだけ)だった。
最近は「漬けマグロ丼」が主流であって、マグロに醤油の味がついている。
ただ、わさびの処理は「ちらし寿司」と同じであって、どうすればいいのか、悩む。
「ちらし寿司」は店の都合で作られたものではないだろうか。
刺身定食ほど魚を豊富にしなくていいし、酢飯の他に白飯を用意する必要もない。
握り寿司セットのように握る手間もない。
海鮮丼や漬けマグロ丼のように魚に味を付けなくてもいい。
酢飯を丼に入れて、刺し身とわさびとガリを載せとけば、あとは客が適当に食べるでしょー、という、手抜き感満載の食べ物である。
これが意外と高い。
寿司屋によっては1500円ほどもする。
上の握りセットと同じ扱いなのである。
納得がいかない。
たぶんもともとは関西のちらし寿司が東京に波及したものであろう。
寿司種も、関東大震災の前と後でだいぶ違い、今の江戸前寿司は関西の影響が色濃いと聞いた気がする。
ぼくにとってちらし寿司と言えば、北島三郎が宣伝している「すし太郎」の完成品のようなもの(手こね寿司と同じもの?)であって、甘い酢飯の中に人参、しいたけ、レンコン、かんぴょうのようなものが混ざっていて、表面に錦糸卵を掛けて供する。
ぼくは甘いごはんが好きではないので、そんなに好きではないが、そういえば兵庫出身の亡母が作っていたから、関西のものであろうか。
で、東京に出てきて「ちらし寿司」を頼むと、全然違うものが出てくる。
丼に酢飯がよそってあり、上にマグロ、イカ、エビなどの刺し身が載っていて、真ん中にドン、とわさびが置いてある。
これ、どうやって食べればいいんだろうか。
いろいろな人に聞いたのだが、大きく分けて次の2つである。
■食べ方(1)
まず、小皿に大量のわさびとガリを避ける。
次に、小皿に醤油を入れ、わさびを溶かしながら、刺し身を付けて、酢飯に載せて食べる。
つまり、刺身定食のごはんが酢飯になって、刺し身がごはんに乗っかってる版として食べる。
この場合始末に困るのが、大量のわさびとガリをどうするかである。
刺身定食であれば、わさびはもとより刺し身の横にあるから、好きなだけ取って、残りは残せば良い。
しかし「ちらし寿司」の場合は、わさびを避ける場所が、わさび醤油をつくる小皿しかない。
結局、わさびを島、醤油を海のような状態にして、中途半端にわさびを溶かしながら食べる。
わさびは醤油で汚れて小皿に残る。
これが正しい状態なんだろうか。
で、ガリである。
これも小皿に避けるか、丼に置いたままにするか。
小皿に避けると、わさび醤油がついてしまう。
丼に置いたまま、気にしながら食べるのもイヤだ。
握り寿司のセットのばあいは、ガリは握り寿司の横についていて、好きなだけ食べて、残せばいい。
■食べ方(2)
まず、小皿に大量のわさびとガリを避ける。
次に、醤油を垂らして、好きな濃さのわさび醤油を作る。
で、それを丼に掛けて、食べる。
要は最近出てきた「海鮮丼」の味がついてない版、セルフで味をつける版として食べる。
これも不思議だ。
好みの濃さのわさび醤油を作るのが難しいし、終わったら汚れたわさびが残る。
ガリもどうするか難しい。
わさび醤油を掛けるのか?
辛すぎないか?
「ちらし寿司」よりも明らかに優れた食べ物があって、刺身定食、握り寿司セット、そして海鮮丼である。
刺身定食はわさびの処理が簡単だし、握り寿司セットはガリの処理が簡単である。
海鮮丼は最初から味がついているから、わさび醤油を作る手間もなく、残ったわさびの処理にも悩まなくていい。
なぜ明らかに優れた食べ物を、同じ店で売っているのに、劣った食べ物を出しているのか。
「鉄火丼」も昔は「ちらし寿司」と同じシステム(違いはマグロ一色なだけ)だった。
最近は「漬けマグロ丼」が主流であって、マグロに醤油の味がついている。
ただ、わさびの処理は「ちらし寿司」と同じであって、どうすればいいのか、悩む。
「ちらし寿司」は店の都合で作られたものではないだろうか。
刺身定食ほど魚を豊富にしなくていいし、酢飯の他に白飯を用意する必要もない。
握り寿司セットのように握る手間もない。
海鮮丼や漬けマグロ丼のように魚に味を付けなくてもいい。
酢飯を丼に入れて、刺し身とわさびとガリを載せとけば、あとは客が適当に食べるでしょー、という、手抜き感満載の食べ物である。
これが意外と高い。
寿司屋によっては1500円ほどもする。
上の握りセットと同じ扱いなのである。
納得がいかない。
たぶんもともとは関西のちらし寿司が東京に波及したものであろう。
寿司種も、関東大震災の前と後でだいぶ違い、今の江戸前寿司は関西の影響が色濃いと聞いた気がする。