最近はずっとポモドーロ形式、25分作業しては5分休み、それを4セット(2時間)やったら1時間休み(昼食)、さらに4ポモやって1時間休み(おやつ)、さらに4ポモやって1時間休み(夕食)、あと4ポモやって上がりという生活をしている。
快適そのものだ。
まあ、ぼくは打ち合わせとか顧客訪問がなく、ほとんど一人で仕事をしているので出来ているところがある。

5分の休みで何をするか。
ぼくは絶対こうしている。
・眼鏡を外す
・椅子から立つ
要するに鼻とお尻の疲れを解消する。
で、家にいる場合は、プライオリティの高い順に、以下のことをする
・排便
・洗濯、乾燥、取り込み
・掃除、ゴミの分別、ペットボトルの洗浄

それでは休みにならないのではないかと思うが、椅子から立って眼鏡を外しているだけで全然休まる。
洗濯や掃除は全然種類の違う労働であって、気分転換にもなるし筋肉をほぐす運動にもなる。
デスクワークの休み時間に掃除洗濯をして、1日の仕事が終わると部屋も片付いていて洗濯も終わっている。
これは素晴らしい。

で、上記の3つが終わらなかった、あるいは気が載らなかったら次のことをする。
・ツイッター
・録画していたほこ×たてを見る
・熱血マンガを読む

ツイッターをやる時間を減らしたいのだが、ぼくは世間との接触をほとんどツイッターでやっているところがあって、知の散歩みたいなもんで見る必要を感じている。
この場合も絶対iPhoneを使って、立って見るか寝転んで見る。
要は眼鏡は掛けないし、椅子には座らないし、PCは使わない。
目とお尻は仕事用。
あと、PCでツイッターをしだすとだらしない自分のスイッチが入ってしまうので、仕事はPC、ツイッターはiPhoneで最近は切り分けている。

ほこ×たては5分ずつ見る。
仕事を頑張っている人が死力を尽くして戦っている番組なので、刺激を受けるし、やる気が出る。

で、マンガである。
これもほこ×たてと同じ原理で、ガンバルゾーという気分になる。

これは特に執筆で煮詰まったときにやっていた。
筆が止まるとすぐマンガを見る。
マンガから力をもらって、それでちょっと執筆をする。
こういうことをしていた。

『すぐわかるPerl』の頃は、『帯をギュッとね!』にお世話になっていた。



高校柔道を主体にしたスポーツ青春漫画であるが、今の体罰とかに無縁なマンガであり(他の学校ではあるらしい・・・と言うことが今思えば匂わされているが)合理的に努力するにはどうすればいいか、努力する上で友情や協力がいかに大事かが書いてある。

『文字コード【超】研究』(第1版、赤)の頃は、同じ作者の『モンキーターン』にお世話になっていた。



これも同じ作者だが、舞台は競艇選手で、よりハードな内容である。
学生の友情よりもよりディープなライバル選手の競争関係と協力関係、人間関係、挫折をいかに乗り越えるかということをリアルに書いている。

『文字コード【超】研究』(第2版、ピンク)の頃は、同じ作者の『とめはねっ!』にお世話になっていた。



っていうか俺、河合克敏が好っきやなー。
自分でも改めてそう思う。

これは高校書道部のマンガであるが、この頃から作者の河合氏が急に遅筆になってあまり話が進まなくなってしまう。
しかし、ぼくはこのマンガの登場人物が取り組んでいる「書道」に大変興味を持って、勉強になった。
何回かこのブログで書いたことだが、楷書、行書、隷書、変体仮名などの書体について、高校生が描いている姿、高校生が書の大会で優勝を狙う戦略などを読んで、違った角度から勉強になった。

いま書いている本では、『バクマン。』にお世話になっている。



これは週刊少年ジャンプに持ち込みをした少年(原作、作画の2人組)が、同世代の作家たちとの切磋琢磨を経てマンガの世界で天下を取るまでを描いたマンガである。

超・リアル路線で、ジャンプの編集者がバンバン実名で出る。
専属契約料やアシスタントの給料などもバンバン出てくる。
ただ、リアル路線だけに、かえって現実に照らしておかしいところがある。

漫画家の相原コージ氏が「連載を持っている作家が、自主的に読み切りの勝負をしようなどと言い出す。こんなことはありえない」と言っていて笑った。
他にも「こんな作家第一でありえないぐらいいい人な編集者ぞろいということはありえない」という話もあった。

最近バクマン。への真っ当な批判として面白かったのは、バクマン。の世界にはコミケもなければ同人誌もない。大手出版社に持ち込みをしてプロの編集者の眼鏡にかなわなければマンガ界では存在も許されないということになっているというものもあった。

なるほどー。

でも、作家たちの「ありえない努力」の部分では本当に刺激を受けた。
彼らは一度マンガを書いた後に、「もっと良く出来ないか」と何度も何度も推敲する。
それこそ膝詰になって、1コマ1コマ検討するのである。
現実にこんなことをマンガ家がやっているか知らないが、もしやっていたら確実に腕が上がるだろう。
「合理的な努力」であるので、刺激になる。

他にも、もっとダメなマンガ家志望の若者の青春を描いた『アオイホノオ』や、



山岸良子の超リアルなバレエ漫画『テレプシコーラ』も勉強になる。



『テレプシコーラ』は登場人物のうち数名が悲惨な末路を遂げるので評判が二分しているが、「何かいやなことがあったら頭の中の箱に入れろ!」、「舞台に出る前緊張したら、こぶしを握り締めてから力を緩めろ!」などという超・実践的なアドバイスは参考になったし、物語全体もぼくは好きだ。

ということで、執筆や仕事をしていて煮詰まったら、「主人公が現実的な努力をして成功をつかみ取る」という青春漫画を読んで、一時的に元気になってまた仕事に戻るということをしている。

マンガドーピングだ。
すぐできるのでお試しあれ。

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