ブリッツェン
2016年 03月 17日
日本で「おみくじ」を引いた後のような好景に見えた。
何だろうと思って近づくと、
鍵がビッシリと取り付けられていた。
恋人と離れられないようにするのか、
或いは恋の成就を願うのか、
その真意を知らない。
でも単純に面白いし、
金属的なネズミ色の橋が、
艶やかでステキだった。
出張から戻り、
急遽かわら版を作った。
まだ記憶が鮮明な内に、
セダンの良さを紹介したかった。
冒頭の画像は、
紙や木の味を感じる日本文化と、
鉄の味を感じる独逸文化の差を滲ませている。
だからなのか。
ブリッツェンからドイツ人らしさが滲み出る。
そんなブリッツェンが大好で、
常に最低一台商品を確保してきた。
そこでクルマの状態をより詳しく知るために、
高速道路でテストした。
顧客の立場で使うことが、
中古車をより確かな品質に保つコツだ。
BL5のブリッツェンは決して沢山売れた訳では無い。
でもレガシィの中で特別な存在だった。
全車レザーシートだが、
その組合せを2つから選べた。
このシートはブラックレザーでとても渋い。
この当時のクオリティとしては完璧に近く、
最新型でもなかなか超えられない凝った部分が目立つ。
ドアのインナーハンドルなど、
ブリッツェンをプレミアムカーとして成り立たせる下地も整っていた。
ガソリンを入れ高速に乗る準備を整えた。
あいにく工事で渋滞したが、
岐阜まで高速道路を使いながら気持ち良く走った。
普段なら渋滞路を避けたいが、
低速移動時の状態を確認できる。
空いてきたらめいっぱい飛ばしたり、
高速から強いブレーキで制動性能を確かめるなど、
リアルで有意義な品質点検が出来た。
ついでに刷り上がったばかりの、 「かわら版215号」を受け取った。
渋滞のせいで少し待ち合わせに遅れてしまった。 かわら版の仕上がりはとても良かった。 平和印刷の渡辺さん、 急な依頼に応じて戴き有り難うございました。
取材も含め5日で仕上げたが、
レイアウトや印刷を万全の体制で進めてもらえるので、
こんな無理が出来るのだ。
労力はかかるが、
完成させた後の充実感がたまらない。
この快感が、
長く続けられる理由かも知れない。
最新のB4から洋風なエッセンスが溢れる。
by b-faction
| 2016-03-17 14:47
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