音楽好きの今の話と昔の話

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君たちいくつだ?The Dollheadsの可能性

アメリカってところはすごいなと感じた。またかなりいいバンドに出会うことが出来た。アメリカ・ラスベガスを拠点に活動する若すぎるパンクロック・バンド、The Dollheadsの話。今回の楽曲「Teenage Runaway」を我らのFat Wreck Chordsから配信リリース、MV公開となった。NOFXのベースボーカルであったFat MikeがMVに冒頭からカメオ出演している。早速ご覧いただきたい。

初っ端からNOFXの名曲「The Separation of Church and Skate」ギターリフをサラッと演奏しながらFat Mikeが登場。これだけでも期待値が高い彼らの紹介をしたい。どうやら3姉妹(弟)で上からギターボーカルのAngela、真ん中のベース・コーラスのSamantha、一番下がドラムのAustinのスリーピースバンド。ドラムの弟を見て「こども?」と思ったが、キャリアが意外と長い。2016年から主にカバーバンドとして彼らの活動が始まり、2020年から自分たちで楽曲を作り始めた。2024年末の段階で長女のAngelaが18歳、Samanthaが16歳でドラムのAustinはまだ14歳。つまり6歳くらいからバンドやってるって計算だ。年齢はバンドに直接確認をとることが出来たので間違いない。とにかく若いのにキャリアをしっかり積んでいる。

こちらのセッションでは4曲やってくれているが、この年齢で安定感のあるパフォーマンスだ。しかもカッコいいサウンドが耳に残る。そんな彼らが影響を受けたバンドに挙げているのがGreen Day、Ramones、The Offspringと私が好みじゃない訳がない。

2021年にシングルをリリースし、2022年にはフルアルバム「What Teenage Angst?」をリリースしている。思わずCD探したが簡単には入手できないと思い、配信で購入してしまった。結構ポップな曲もあり良い1枚。

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この年齢で確実にステップアップしてきたこのバンド。今回は遂にあのFat Wreck Chordsがリリースされ、今後どんなステージが考えられるか?

2年程前に書いた「末恐ろしい」と題した2つの記事でとりあげた。「キラメキ☆MMMBOP」で有名なHanson(ハンソン)と、日本映画「リンダ リンダ リンダ」からバンド名を付けたThe Linda Lindas(リンダ・リンダズ)のキッズ系バンド。The Dollheadsがこのバンドたちのたどり着いた位置にはまだ到達していないとはいえ将来が気になる。ジャンルの特性上偏りのあるものの、ポピュラーさを感じるメロディは大衆受けする可能性も高いと感じる。ギターボーカルのAngelaのパフォーマンス能力がかなり高いと思うし、何か人を惹きつけるスターも個人的には感じてしまう。また、しっかりしたSamanthaのベースと姉妹ならではのコーラスの親和性を感じる。そしてドラムのAustinの爆発力次第で将来最強のポップパンクバンドのひとつになれると勝手に期待している。

こちらは「Parasite」という楽曲。ん?ドラム髪長いが弟か?よく見えないからわかりにくいがどうやら本人だ。こういった楽曲も出来る。次は「The Microphone」という曲。

最後は「See You In Hell」と楽曲で締めたい。「地獄で会おうぜ」なんて物騒なタイトルはベース音もゴリゴリで姉妹のコーラスワークの光るラモーンズ系ポップパンクないい曲だ。この記事を書いた後本人たちと少しやりとりが出来て、バンドいわく2,3年後にアジアツアーを計画しているそうだ。反響次第では来年もありえるんじゃないかな。地獄じゃなくて日本で会おうよ、と思いながらご一聴を。

 

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