3月8、9日に約4年ぶりとなる日本武道館公演を控えたDIR EN GREYが、ニューシングル「SUSTAIN THE UNTRUTH」をリリースする。シングルとしては「輪郭」以来1年1カ月ぶり、新作音源としてはミニアルバム「THE UNRAVELING」以来9カ月ぶりとなる本作。グルーヴィなリズムとヘビーなギターリフ、そしてメロディアスなボーカルが絶妙に絡み合った、DIR EN GREYにしか作り出せない独創的なミディアムナンバーとなっている。 ナタリーでは今回、メンバーの薫（G）にインタビューを実施。新曲制作を通じて浮かび上がってきた現在のモードや来たるニューアルバムの話題、さらには最近のライブに対する姿勢などを語ってもらった。 取材・文 / 西廣智一 ──DIR EN GREYは昨年の夏くらいから制作に突入したそうですね（参照：DIR EN GREY「TOUR12-13 IN SITU

DIR EN GREYが5月24日に、最新作「THE UNRAVELING」の購入者限定ライヴ＜TOUR2013 TABULA RASA -揚羽ノ羽ノ夢ハ蛹-＞を東京・渋谷公会堂にて実施した。 彼らが渋谷公会堂に立つのは、1998年に行われた＜『楓』～if trans...～ Mechanism For Leave-Unknown...Despair...a Lost... ～裁きの血舞台～＞以来約15年ぶり。 2012年12月の東京・東京国際フォーラム ホールA以来のホールワンマンということで注目を集めていたが、5月16日に行われたツアー＜TOUR2013 TABULA RASA＞の東京・新木場STUDIO COAST公演の終了後に、京(Voice)が扁桃炎で入院したことが報じられたばかりとあって、ファンから心配の声が多く寄せられていた。ライヴは京のコンディションによっては中止も検討され

DIR EN GREYのニューシングル「輪郭」がリリースされる。2011年8月発売のアルバム「DUM SPIRO SPERO」から1年4カ月ぶりとなる今作の表題曲は、京（Vo）の伸びやかなボーカルが印象的なミディアムナンバー。喉の不調で活動を止めていたことを感じさせない、聴く者の胸を締め付けるような歌声を堪能することができる。さらに今作には初期の楽曲「霧と繭」のリメイクバージョン、人気ホラーゲームシリーズ「サイレントヒル」の音楽制作および作品全体のプロデュースなどを手がける山岡晃による「輪郭」のリミックスも収録されている。 今回のインタビューでは薫（G）、Die（G）のギタリスト2名に再始動後の感触、新曲制作についてたっぷり話を訊いた。 取材・文 / 西廣智一　ライブ写真撮影 / 中村卓 ──DIR EN GREYは10月10日に約9カ月ぶりとなるライブをSHIBUYA-AXで行いましたが

追加公演は12月4、6日の2日間にわたり、東京・新木場STUDIO COASTにて行われる。12月25日の東京・国際フォーラム ホールAのチケットが完売しているだけに、大きな注目を集めることになりそうだ。また昨日のライブの模様がDVD化され、ファンクラブ「a knot」限定アイテムとして発売されることも決定した。詳細はファンクラブサイトにて案内されるので楽しみにしておこう。 なお約9カ月ぶりとなった昨日のライブでDIR EN GREYは、最新アルバム「DUM SPIRO SPERO」を軸にしたパフォーマンスを展開。最近はあまり披露されていなかったミニアルバム「MISSA」の収録曲「秒『』深」が届けられると、フロアから驚きの声が上がった。さらにライブ終盤に京（Vo）が「お久しぶりです」と口にする場面も。しかし次の瞬間には「別に言うことはないけど」とつぶやき、彼ららしい形でファンに再会の挨拶を

＜TOUR2012 IN SITU＞の開幕が10月10日に迫っているDIR EN GREY。同ツアーのうち、最初に公演期日が発表されていた12月25日の東京国際フォーラム・ホールA公演については、チケット発売開始とともに即日ソールドアウトとなっており、ファンの飢餓感と期待感が膨張しきった状態にあることがうかがえる。また、先頃、バンドのオフィシャル・サイトでは【MINERVA -輪郭-】と題されたオフィシャル・ブック発売についても公表され、話題を集めている。こちらには、しばらく表立った活動をしてこなかったメンバーたちが心情を語り尽くした5本のパーソナル・インタビューに加え、彼らの一連の映像作品やミュージック・クリップを手掛けてきた近藤廣行監督のインタビューも収録。数々の秘話が明かされているというから、こちらも楽しみなところだ。 なお、このオフィシャル・ブックについてはDIR EN GREYの

以前から喉を酷使し不調を抱えていた京は、先日担当医師から声帯結節および音声障碍であると診断された。これを受け、彼の治療に専念するためにバンドは3月から4月にかけて予定されていた全米ツアーを中止したほか、以降の活動もしばらく休止することを決定した。現在のところ京は日常生活には大きな支障はなく、声を極力使わず安静が必要な状態とのこと。今後の回復の具合によっては、手術を要する可能性も出てくるという。 今回の発表に伴い、メンバーは「ファンの皆様、関係者の皆様に心からお詫び申し上げます。バンドとして苦渋の決断である事をご理解頂きたいです。ファンの皆様のご支援に、いつも感謝しています」とファンや関係者に向けてメッセージを送っている。 なおDIR EN GREYが参加中止を発表した全米ツアーは、英国出身のASKING ALEXANDRIAをヘッドライナーに据えた「The STILL RECKLESS T

DIR EN GREY、掟破りの驚愕パフォーマンスで2012年をスタート！ 1月22日、大阪城ホール公演が絶対に必見である理由とは？ 『UROBOROS -that’s where the truth is-』と銘打たれた1月22日の大阪城ホール公演が目前に迫っているDIR EN GREY。「ずっとやり残してきたことがある」「初の試みに挑むことになる」「間違いなく二度と観られないものになる」といったメンバーたちの発言や、先頃リリースされた『UROBOROS [Remastered & Expanded]』を材料としながら、同公演がいかなるものになるのかについて、ファンは想像力をフル回転させていることだろう。そんなさなかの1月18日、ZEPP TOKYOにて『IN THE DYING MOMENTS』と題されたショート・ツアーが幕を開けた。これは前述の大阪城ホール公演を間に挟むようにしながら

1月11日、DIR EN GREYのアルバム『UROBOROS [Remastered & Expanded]』がリリースされた。その表題からも明らかであるように、この作品は2008年11月に発表された『UROBOROS』の“拡張リマスター盤”とでもいうべきもので、その“拡張”ぶりに特筆すべきものがある。リマスターという言葉から単純な音質向上のみを想像／期待して接すれば、オリジナル音源をじっくりと聴き込んできた人たちほど大きな衝撃をおぼえることになるだろう。 事実関係を整理しておくと、DIR EN GREYにとっての現時点での最新作は、通算8作目のオリジナル・アルバムにあたる『DUM SPIRO SPERO』（2011年8月発売）であり、『UROBOROS』はその前作ということになる。そして、その最新作で手腕をふるっていたエンジニア、チュー・マッドセンによる新たなミックスを経たうえでリマス

去る11月23日、チリのサンチアゴにて南米ツアーを開始したDIR EN GREY。すでに各地での熱狂ぶりが伝わってきているが、このツアーは12月4日には舞台を北米へと移し、12月23日のロサンゼルス公演まで継続されることになっている。日本国内においてはもはや年内のライヴが一切予定されていないだけに、ファンの興味はすでに2012年1月22日に大阪城ホールにて行なわれる＜UROBOROS -that’s where the truth is-＞に集中しつつあることだろう。が、『UROBOROS』再降臨ライヴともいうべき同公演と前後しながら、計4本のライヴが実践されることが急遽決定した。 FC会員限定公演1本を含むこれらのライヴは＜IN THE DYING MOMENTS＞と銘打たれており、これが大阪城ホール公演と同様に『UROBOROS』を軸とするものになるのか、はたまた最新作にあたる『DUM

11月11日に東京・TOKYO DOME CITY HALLにてDIR EN GREYが、「TOUR2011 AGE QUOD AGIS "Ratio ducat, non fortuna"」と銘打った特別ライブを実施した。 11月7日・8日の東京・新木場STUDIO COAST公演をもって、国内ツアー「TOUR2011 AGE QUOD AGIS」を締めくくった彼ら。その直後に行われたこのTOKYO DOME CITY HALL公演は、最新アルバム「DUM SPIRO SPERO」初回限定盤を購入したコアファンを対象としたライブで、ツアーとはひと味異なる演出が加えられていた。 セットリストはツアー同様「DUM SPIRO SPERO」を中心に組まれたが、ほぼ全曲にシンセサイザーのアレンジを加え、この日限定のシンフォニックなライブを展開。また、新木場STUDIO COAST公演でも使用され

アルバム『DUM SPIRO SPERO』を引っ提げての国内ツアー＜TOUR2011 AGE QUOD AGIS＞を11月7日、8日に新木場スタジオコーストで締め括ったDIR EN GREY。しかし、お楽しみはまだ終わらなかった。それから3日後の11月11日に、2011年の国内ライヴとしては最後となる＜TOUR2011 AGE QUOD AGIS “Ratio ducat, non fortuna”＞が、TOKYO DOME CITY HALLで行われたのだ。これは、『DUM SPIRO SPERO』の完全生産限定盤購入者を対象としたライヴ。否が応にも、ツアーとは違った演出や、コアな空気を期待してしまった。 ◆DIR EN GREY、コアなファンで会場が熱気に包まれた国内最後のライヴレポート～拡大画像～ まず、セットリストは、ツアーで披露された楽曲とほぼ変わらなかったものの、曲順にかなり変

アルバム『DUM SPIRO SPERO』を8月にリリースした後、欧州ツアー「PARADOX OF RETALIATION」を経て、国内ツアー「TOUR2011 AGE QUOD AGIS」を敢行していたDIR EN GREY。そのファイナルとなる、新木場スタジオコーストの2Days初日の模様をお届けしよう。 ◆DIR EN GREY、国内ツアー＜TOUR2011 AGE QUOD AGIS＞～拡大画像～ 2階までオーディエンスでびっしり埋め尽くされた会場。客電が落ちると、真っ赤に染まるLEDスクリーンと、熱狂して挙がる手が重なって見えた。その光景は、早くも“事件”と呼びたくなるほどカオティックでエモーショナル。1曲目の「流転の塔」から、あっという間に全てを飲み込んでいく。まず、巨大なLEDスクリーンに、楽曲とシンクロした映像が、時に包み込むように、時に襲いかかるように流れてきて観客を圧倒

× 151 この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。 55 16 3 シェア 今回のツアーは最新アルバム「DUM SPIRO SPERO」を携えて9月中旬からスタート。最終公演となった新木場STUDIO COAST公演は、両日ともに2階席までオーディエンスで埋め尽くされ、熱気が終始会場に充満した。 セットリストは最新アルバムの楽曲を軸にしながらも、初日と2日目では異なる構成で展開。初日は序盤に披露された「激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇」「残」「THE BLOSSOMING BEELZEBUB」が、翌日は後半で演奏され、異なる印象をオーディエンスに与えた。さらにステージには2面の巨大なLEDスクリーンが設置され、叙情的な風景から観る者を震撼させるグロテスクな映像まであらゆるイメージを投影。5人の激しいプレイと映像の融合は圧倒的

2008年11月にリリースされ、DIR EN GREYの独自性確立を内外に強く印象付けた怪物アルバム、『UROBOROS』。同作がリマスターを経た新仕様で2012年1月に発売されることについては以前にもお伝えしたが、ついにその具体的な収録内容が明らかになった。 『UROBOROS [Remastered & Expanded]』と題されたこのアルバムは、その表題が示している通り、単に新たなマスタリングが施されているのみならず、オリジナル盤からの発展形ともいうべき成り立ちをしている。当然ながら基本的な収録曲はそのままだが、オープニングを飾る「SA BIR」はライヴと同様のロング・ヴァージョン、「BUGABOO」は当時の完全生産限定盤に含まれていたアナログ盤にのみ収録されていた特別ヴァージョンで収められており、アルバムからの先行シングル曲だった「DOZING GREEN」と「GLASS SKI

DIR EN GREYが2012年1月11日に、リマスターアルバム「UROBOROS [Remastered & Expanded]」と、初のBlu-ray作品「UROBOROS -with the proof in the name of living...- AT NIPPON BUDOKAN [Blu-ray] Extended Cut」を同時リリース。この収録曲および詳細がアナウンスされた。 「UROBOROS [Remastered & Expanded]」は、2008年11月に発売された7thアルバム「UROBOROS」のリマスター作品。ロングバージョンの「SA BIR」や、完全生産限定盤アナログのみに収録された特別バージョンの「BUGABOO」、日本語歌詞による「DOZING GREEN」「GLASS SKIN」、シングル「DOZING GREEN」のカップリング曲「HYDR

9月13日、DIR EN GREYによる規格外のライヴが実現した。会場となったのは、川崎CLUB CITTA’。9月15日と16日の両日に同会場で行なわれるFC会員限定ライヴを幕開けに＜TOUR2011 AGE QUOD AGIS＞と銘打たれた新規国内ツアーがスタートすることになっているが、それを目前に控えながらこの日に行なわれたのは、去る8月3日に発売された最新アルバム『DUM SPIRO SPERO』の購入者を対象とする無料招待制イベント。あくまでイベントということで内容は一切、事前には公表されず、ファンの間でもさまざまな憶測が飛び交っていたが、ふたを開けてみれば秘蔵映像上映とアルバム発売後初の国内ライヴという、きわめて密度の濃いものだった。 ◆DIR EN GREY、ゾンビたちの熱演に超満員のファン熱狂～拡大画像～ しかもそのステージ上に、超満員のオーディエンスは“いまだかつて見たこ

全国ツアー「TOUR2011 AGE QUOD AGIS」を目前に控えるDIR EN GREYが、昨日9月13日に川崎CLUB CITTA'にて最新アルバム「DUM SPIRO SPERO」購入者を対象とした無料招待制イベントを開催した。 事前に詳細がアナウンスされておらず、ファンの間でさまざまな憶測が飛び交っていたこの企画。当日は秘蔵映像の上映会と、DIR EN GREYによるアルバム発売後初の国内ライブが行われ、抽選で選ばれた1500人のオーディエンスを熱狂の渦へと巻き込んだ。 先日終了した欧州ツアーの模様を含む映像の上映が終わり、「狂骨の鳴り」が流れ始めるとスクリーンにはイベントタイトルの「Ratio ducat, non fortuna -Zombie-」が投影される。そして1曲目の「蜜と唾」が披露されると、大勢のファンが前方に押し寄せフロアのボルテージが急上昇した。 さらに2曲目