利用者数が低迷し、沿線市町が赤字補塡（ほてん）している名鉄広見線の新可児―御嵩間について、最大額の年間7千万円を支援してきた御嵩町は11日、沿線の可児市、八百津町と協議し、来年6月をめどに存廃に結論を出す方針を明らかにした。 御嵩町議会定例会で渡辺幸伸町長が高山由行議員の一般質問に答えた。町によると、全国の先行事例を参考に選択肢を二つに絞り込んだ。存続の場合は「みなし上下分離方式」を採用する。路線の土地や施設、車両は沿線市町が所有しているとみなし、修繕費用や設備投資を市町で負担する。廃止の場合はバス路線に転換する。

「みんなちがって、みんないい」「こだまでしょうか」。印象的なフレーズの詩で知られる童謡詩人・金子みすゞを紹介する展覧会「金子みすゞの詩（うた）　100年の時を越えて」が文化フォーラム春日井・ギャラリ…

高浜市青木町のかわら美術館・図書館の玄関前に設置されている瓦製の巨大シャチが、設置30年を前に老朽化し、一部にひび割れなどが生じている。市は「修復して後世に残したい」と、ふるさと納税の仕組みを使ったガバメントクラウドファンディング（GCF）で費用に充てる寄付を募っている。　（西山和宏） このシャチは名古屋城の金シャチを参考に造られ、高さは本家を0・5メートル上回る3・3メートル。雄のソラちゃん、雌のユメちゃんの2体がこま犬のように並ぶ。鬼師と称される鬼瓦職人27人が鬼瓦の技法を駆使し、それぞれ36ブロックに分けて造形、焼成を行い、7カ月かけていぶし銀の巨体を造り上げた。使用した粘土は4・5トンという。...

ネット通販大手のアマゾンジャパンは、東海地域で最大となる配送拠点を名古屋市中村区に開設した。独自のアルゴリズムを使い、荷物を地域ごとに自動で仕分けするシステムを国内で初めて採り入れた。世界的にもイタ…

名城大の宮田喜久子准教授（40）らの研究チームが開発した超小型人工衛星「DENDEN―01」が9日夜、国際宇宙ステーション（ISS）から宇宙空間に放出され、地球の周回軌道に乗った。特殊な材料を使って宇宙空間での急激な温度変化から機体を守る実証実験などに臨み、人工衛星の効率的な運用を探る。