県庁所在地にあるにもかかわらず、1日の平均乗降客は10人未満。津市美杉町の山あいにあるJR名松線の伊勢鎌倉駅は、「秘境駅」とも呼ばれる。駅開業は1935年12月5日で、5日に89周年を迎えた。いったいどんな人たちが使っているのか。始発から終電まで14時間密着した。　（八重樫智、相坂穣）

バス運転士の採用強化のため、降車ボタンの「とまります」をもじって、応募がこないと「こまります」とPRしている名鉄グループバスホールディングス（名古屋市）傘下7社が、犬山市の日本モンキーパーク北第一駐車場で8日、「こまります」のラッピングバスを一堂に並べた。 運転士の時間外労働に上限が課される「2024年問題」によって、各地のバス路線で減便や路線廃止が増えている。「こまります」は運転士獲得に向けた妙案として名鉄バスが考え、その後、グループ各社がラッピングバスを1台ずつ運行している。...

射水市立町、大楽寺の田村晴彦住職（８０）は、江戸時代前期に書かれた源氏物語の全文と注釈書「湖月抄（こげつしょう）」全６０巻を公開する。田村住職によると、県内の民間施設で全巻そろっていて閲覧できるケースは珍しい。若くして亡くなった父の遺品として保管していたが、能登半島地震を機に存在に気付いた。源氏物語を取り上げたＮＨＫ大河ドラマ「光る君へ」が放映中でもあり、「関心のある人に見てほしい」と話す。 湖月抄は１６７３（延宝元）年に初版が出され、下段に源氏物語、上段に解釈が書かれている。著者は江戸期の学者、北村季吟（きぎん）。歌人与謝野晶子らが自著の参考にするなど多くの文学者に影響を与えたとされる。

省エネルギーの進展と人口減などで、将来的に減少すると見込まれていた電力需要ですが、国の検討会で今後右肩上がりになっていくとの推計が示されています。2023年度の需要は8026億キロワット時で、33年…