高齢者を対象とした新型コロナウイルスのワクチン接種で、愛知県半田市は１１日、電話がつながらなかったり、パソコンに不慣れだったりして予約が取れない状況を解消しようと、市内６カ所に専用会場を設置し、職員が接種対象者に代わってその場で予約を取る「出張予約受付」を１６日から実施すると発表した。 市保健センターによると、会場は市内小学校のうち６校の体育館。各校にタブレット端末５台ずつを配置し、センター職員ら８人を派遣する。接種対象者、もしくは同一世帯の対象者（夫婦、きょうだいなど）が会場で希望日時などを伝えれば、職員が端末を操作して予約システムにアクセスし、接種対象者に代わって予約する仕組み。実施日は今月１６日～６月１３日の間の６日間で、混雑緩和のため、年齢によって日程を振り分ける。 市は、４月１２日に電話とウェブで予約の受け付けを開始。市民から「電話がつながらない」「ウェブ予約の仕方が分からない」

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キックボクシングの元世界チャンピオンで、現在はジムなどを経営する名古屋市千種区の佐藤嘉洋さん（４０）は現役選手だった八年前から毎日、辞書を一ページないし二ページ読む。自己鍛錬が目的という。六年前に引退してからも続け「新明解国語辞典第七版」「明鏡国語辞典第二版」を読破した。現在は四字熟語辞典と故事ことわざ辞典を一日一ページずつ併読する。ツイッターに「辞書の旅」と題して投稿するうちに評判となり、辞書編集者の研究会にも招かれるようになった。　（梶山佑）

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スギ薬局を展開するスギホールディングス（HD、愛知県大府市）の創業者で、愛知県西尾市在住の杉浦広一会長（70）と妻の昭子相談役（67）が優先的に新型コロナウイルスのワクチン接種をできるよう、西尾市が便宜を図った問題で、スギHDは11日、経緯を説明し、「このような事態を引き起こしましたことを深く反省し、今後このようなことがなきよう努めてまいります」などとする文書を発表した。

スギ薬局を展開するスギホールディングス（ＨＤ、愛知県大府市）の創業者で、愛知県西尾市在住の杉浦広一会長（７０）と妻の昭子相談役（６７）が優先的に新型コロナウイルスのワクチン接種をできるよう、西尾市が便宜を図った問題で、スギＨＤと市側の電話でのやりとりは計１０回程度に上ったことが分かった。西尾市の担当部長は１１日の記者会見で「断っても、何度も（依頼の電話が）来る状態。どうしようもなく副市長に相談した」と述べた。

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過去に人類を襲った感染症の歴史を紹介する企画展「日本人を苦しめた感染症と新型コロナウイルス感染症」が、各務原市川島竹早町の内藤記念くすり博物館で開かれている。来年三月三十一日まで。...

蒲郡市で撮影された映画「ゾッキ」の舞台裏を追ったドキュメンタリー映画「裏ゾッキ」が十四日から、伏見ミリオン座（名古屋市中区）や刈谷日劇（刈谷市）で上映される。...

新型コロナウイルス感染の急拡大により病床が逼迫（ひっぱく）する中、名古屋市内のコロナ専用病床の入院患者のうち、コロナの症状が回復期に入りながら他の症状があるなどの患者について、別の病院の一般病床に移ってもらう取り組みが進んでいる。市によると、七日現在で市内七十五の病院が協力する意向を示している。 「市内のかなりの病院に手を挙げていただいている」。十日午前の河村たかし市長の定例会見で、同席した浅井清文・市保健所長は、コロナ専用病床の入院患者を通常の病床で受け入れる「後方支援病院」の仕組みを説明し謝意を示した。

名古屋市市教委は十日、県が新型コロナウイルスの緊急事態宣言対象地域に追加されたことを受けて、市立学校における感染防止策をまとめ各校に通知した。修学旅行の延期や水泳授業の中止など、まん延防止等重点措置の適用を受けた四月十九日の通知からさらに踏み込んだ内容も多く、学校生活への影響は大きい。（水越直哉） 緊急事態宣言の期限である今月三十一日までに予定されていた修学旅行は「中止か延期」とされた。ただ市教委によると、実際には六月以降の延期を選択する学校が大半となる見通し。

スギ薬局を展開するスギホールディングス（ＨＤ、愛知県大府市）の創業者で、愛知県西尾市在住の杉浦広一会長（７０）と妻の昭子相談役（６７）が優先的に新型コロナウイルスのワクチン接種をできるよう、西尾市が便宜を図った問題で、スギＨＤと市側の電話でのやりとりは計１０回程度に上ったことが分かった。西尾市の担当部長は１１日の記者会見で「断っても、何度も（依頼の電話が）来る状態。どうしようもなく副市長に相談した」と述べた。

日沖正信三重県議会議長は10日の定例記者会見で、公開質問状を送ってきた同性カップルの住所を無断でブログに公開した小林貴虎県議（自民党県議団、１期、津市選出）が同性カップルに謝罪したと明らかにした。 小林議員は９日、所属会派の津田健児団長と共に伊賀市内の同性カップル宅を訪れて謝罪したという。先月21日の県議会代表者会議で謝罪した際、同性カップルに面会して謝罪する考えを示していた。 同性カップルも９日付で小林議員から謝罪を受けたことをブログで報告。「事前に連絡をいただいていたら、お会いしていなかったと思う。でも、結果的にお会いできて良かった」などとコメントした。 日沖議長は会見で「（同性カップルの）ブログを見ると、お互いに理解し合えたようで大変に良かった」と述べた。近く小林議員を厳重注意とし、人権意識を高める決議を本会議に提出する考えを示した。 一方、三重大（津市）などの教授ら10人が小林議員

25年前、当時のパラオ大統領から三重県に贈られた1隻のカヌーがある。パラオ高校との交流を続けてきた志摩市の県立水産高校で保管・展示されてきた。パラオとの友好提携25周年を迎える今年、友好の証しとなるこのカヌーを修繕するため、県が寄付金をクラウドファンディング（CF）で募っている。 県国際戦略課によると、贈られたカヌーは釘を使わずに、大木をくりぬく伝統的な工法で作られている。1996年、実父が伊勢市出身で、当時のパラオ大統領だったクニオ・ナカムラ氏（昨年10月に死去）が、三重県との友好提携を記念し、寄贈した。 その後、水産高校の生徒たちが航海実習で使っていた。しかし、年月の経過でひびが入り、水面に浮かべると、内部に水がにじむようになっていた。 そこで県は友好提携25周年を機に、カヌーを再び海に浮かべるため、大規模な修繕を計画。NPO法人日本航海協会や専門家に協力を依頼することにした。 CFの

岐阜県関市出身の俳優、山田太一さん（54）がプロデューサーと主要キャストを務めた映画「コントラ」が15日から岐阜市の映画館で上映される。山田さんの実家がある関市内で全編撮影され、地元の友人らが協力した。作品はエストニアの国際映画祭でグランプリに輝くなど評判も高く、山田さんは「古き良き日本の原風景と人間ドラマを楽しんでほしい」と話す。 山田さんは、自動車教習所に勤めながら地元のテレビ番組などに出演。活動の幅を広げようと26歳のとき、お笑い芸人をめざして上京した。1998年、俳優の故今井雅之さんの付き人となり、俳優の道を志すようになった。 米国の演劇専門学校で演技を学び、帰国後はテレビや舞台、映画などで活躍するとともに、ラジオのパーソナリティーやCMのナレーションも務めている。 2017年にはインド出身で日本在住の映画監督アンシュル・チョウハンさんが手掛けた初の長編映画「東京不穏詩」に出演。ブ

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新型コロナウイルスのワクチン接種で、愛知県西尾市の近藤芳英副市長が担当部局に指示し、市民で薬局大手スギ薬局を経営する「スギホールディングス」（同県大府市）の杉浦広一会長（70）と妻（67）の予約を優先的に確保していたことが11日、同市などへの取材で分かった。 市によると、予約の特別対応は同社秘書らに再三依頼され、担当課が断ったものの、最終的に副市長と健康福祉部長が相談して配慮することを決めた。副市長は「行政の公平性を欠くことになり、大変申し訳ない」と陳謝、予約は既に取り消したと述べた。同社は取材に「事実関係を現在再確認している」とした。

名古屋出入国在留管理局（名古屋入管）で収容中に体調不良を訴えていたスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん＝当時（３３）＝が死亡した問題で、女性の支援団体が出入国在留管理庁（入管庁）の調査に提出した面会記録の内容が、法務省が４月９日に公表した中間報告に、ほとんど反映されていないことが分かった。入管庁は「意図的に外したのではない」としつつ「批判を受け止める」として、今後、内容開示を含めて検討する方針を示した。（望月衣塑子）

1970年代に起きた連続爆弾テロ事件を扱った映画を上映中の横浜シネマリン（横浜市中区）が、右翼団体から上映中止を要求する街宣活動を複数回受けたと10日、配給会社などが会見して明らかにした。厚木市の映画館は、右翼団体の活動があるとの連絡を受けて上映を中止したが、シネマリンは「暴力的かつ的外れな抗議行動に決して屈しない」としている。 この映画は、韓国人のキム・ミレ監督によるドキュメンタリー作品「狼（おおかみ）をさがして」。三菱重工本社などを標的とした連続爆弾テロ事件を起こした「東アジア反日武装戦線」のメンバーや家族らの証言をもとに、事件の背景や日本の戦争責任に迫る内容だ。 配給会社「太秦（うずまさ）」によると、シネマリンでの上映初日の4月24日から複数回、街宣車が近くの通りで上映中止を大音量で要求。今月7日には男性2人が館内に立ち入るなどし、約10時間にわたり、責任者との面会や上映中止などを要

京都市内で２６日夜に予定される東京五輪の聖火リレーを巡り、公道の代わりに世界遺産・二条城（中京区）で開催するという市の案が大会組織委員会に認められなかったことが１０日、関係者への取材で分かった。 京都市での聖火リレーは当初、二条城を出発し、御池通や川端通を経て岡崎公園（左京区）までの約４キロで行い、同公園で式典を開く計画だった。 だが、公道や公園では多数の観覧者が集まって新型コロナウイルスの感染リスクが高まるため、市は４月下旬ごろ、門や塀で人の出入りを制限できる二条城内でリレーや式典を無観客開催するよう京都府を通じて大会組織委に要請していた。 関係者によると、大会組織委から「式典会場の変更を許可できない」などと回答があったという。緊急事態宣言が５月末まで延長された中、市は人が集まりやすい岡崎公園でリレーや式典を催すのは「大変厳しい」（幹部）としており、府などと代替案を検討している。

高岡市は、市内に掲示されている地域公共交通ＰＲポスターの写真を撮影して会員制交流サイト（ＳＮＳ）で投稿すると、抽選で百人に地域公共交通オリジナルマスコットキャラクターの記念品が当たるキャンペーンを始めた。 市地域おこし協力隊（地域交通ナビゲーター）の尹俊赫（ユンジュンヒョク）さんが企画したマスコットキャラクター「たこねちゃん」の誕生記念と、地域公共交通をＰＲするのが目的。 ポスターはクルン高岡地下一階や高岡駅一階の公共交通広場、市内の路面電車「万葉線」の電停、新高岡駅バス待合室などにある。インスタグラム、フェイスブック、ツイッターを使って、ポスターに掲載されている三つのハッシュタグを付けてポスターの写真を投稿して応募する。

地域協力隊員制作 ゆかりの市民ら出演　黒部市地域おこし協力隊の鈴木杏奈さん（２６）は、人気グループ「ももいろクローバーＺ」が二〇一九年四月に同市で開催したライブ「ももクロ春の一大事」（ハルイチ）の二周年を記念した動画を制作し、動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信している。ももクロの聖地・黒部の魅力を発信するのが狙い。 鈴木さんは一九年九月に協力隊に就き、ライブの実体験はないが、メンバーの誕生日にメンバーのイメージカラーののぼり旗を揚げたり、ももクロファン「モノノフ」と市民の交流が続いていたりすることに感銘を受けた。多くのモノノフや動画視聴者に黒部訪問の機運を高めようと動画を制作することにした。 今年三月末から制作を開始。ライブに出演した小中学生やコラボ商品を作った市内企業、店舗、富山のモノノフ有志、ライブにかかわった市民ら約二百人が出演した。市内のももクロゆかりの地三十五カ所それぞれで、出

研究者宿泊棟や展示棟を設置　七尾市矢田町出身で信州大工学部建築学科３年の向山（むかいやま）詩歩さん（２３）が手掛けた同市の国史跡・七尾城跡の「主郭部遺構再生計画」の模型が、同市本府中町の矢田郷地区コミュニティセンターで展示されている。理想のあり方を表現した模型では城跡に宿泊棟や展示棟を設置。史跡のため実現は難しいが、城跡の新たな活用法として提案している。展示は２２日まで。　（稲垣達成） 向山さんは昨年四月、信州大に三年で編入。模型は昨年三月に卒業した早稲田大芸術学校の卒業制作として制作し、二〇一九年度に同校で最高の「稲門（とうもん）建築会賞」に選ばれた。城跡で市教委が発掘調査を進める「調度丸（ちょうどまる）跡」下の斜面に、研究などで訪れる大学教授や学生らの宿泊棟を設置。本丸跡に通じる石垣近くに展示棟も設け、学生が研究発表に使ったり、出土品を並べたりする構想も形にした。長い柱と貫で床下を支え

県内では十日、新たに十代から九十歳以上の男女十五人の新型コロナウイルス感染が確認された。重症者はいない。このうち、松本市の男女二人はともに集団感染の発生が判明していた市内の県立高の生徒で、所属する運動部を中心に感染が拡大したとみられる。 集団感染が発生した松本市内の県立高では感染者が九人になった。臥雲義尚市長は十日の記者会見で感染した生徒の多くが同じ運動部に所属しており、練習中にマスクを着用していなかったことや用具を頻繁に受け渡しするなど接触があったことが感染拡大の一因とみられると明らかにした。十日の市の発表には含まれていないが、このほかに生徒、職員計五人が感染したことも判明しており、十一日...

浜松市の繊維業や家具、建具製造業の社長ら四人でつくる合同会社「ＰＥＴＩＴ（プティ）」（中区）が、地元特産の天竜材や遠州織物を使ったペット用グッズを製造、販売している。四人が十日、市役所を訪れ、鈴木康友市長に報告。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける中で「地元の材料で何か面白いことを」と奮起したいきさつを語った。　（坂本圭佑） プティは二月、浜松注染そめを手掛ける「武藤染工」（中区）の武藤真和社長、「東洋家具製造」（同）の長谷川智章専務、「石塚建具製作所」（同）の石塚智之社長、小幅織物を製造する「第一天龍」（東区）の宮崎高志社長が設立。四人は浜松まつりを通じた知人で、長谷川さんが異業種連携を呼び掛けた。

県内では１０日、過去２番目に多い１２８人の新型コロナウイルス新規感染者が確認された。民間医療機関の検査数が少なく出る月曜日の発表分としては異例の多さ。１日当たりの感染者が４日連続で１００人を超えるなど、感染の拡大傾向が続いている。（長崎高大） 県内では七日、人口十万人当たりの新規感染者数（七日間移動合計）が、国基準のステージ４（爆発的感染拡大）に相当する二十五人を超えた。その後も増え続け、十日時点では三三・四七人となった。既に、第三波のピークだった一月十日の二九・九五人よりも多くなっている。

日本語を学び、母国で語学学校を開くことを夢見たスリランカ人女性が三月、名古屋出入国在留管理局の収容施設で亡くなった。その死は、審議中の入管難民法の改正案にも課題を突きつけている。 亡くなったのは母国の大学を卒業後、二〇一七年に留学ビザで来日したウィシュマ・サンダマリさん（３３）。日本語学校の学費が払えなくなり、退学。不法滞在で国外退去を命じられ、二〇年八月に収容された。徐々に体調が悪化し、今年三月六日に死亡した。 難民らを支援する市民団体、ＳＴＡＲＴ（名古屋市中区）によると、嘔吐（おうと）を繰り返し「収容後、二十キロやせた」と話した。点滴投与や入院治療、一時的に拘束が解かれる「仮放免」も求めたが、いずれも認められなかったという。 上川陽子法相が調査を指示し、法務省が四月上旬にまとめた中間報告はなぜ入院治療させなかったのかさえ、明確にしていない。死因が特定されず、医師が仮放免を勧めていた事実

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愛知県は十日、新型コロナウイルス感染のリスクが高いとされる大人数でのバーベキューや飲酒を禁止するため、河川敷や海岸など計五十九カ所の進入路を閉鎖すると発表した。県営公園のバーベキュー施設も終日利用を禁止する。いずれも県内に三度目の緊急事態宣言が出される十二日から実施する。 県内でも屋外での大人数のバーベキューで感染した事例が報告されており、人が集まる可能性のある河川敷や海水浴場などへの進入路をバリケードや土のうでふさぐ。県営公園では、バーベキュー設備のある...

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新型コロナウイルスワクチンの接種を巡り、愛知県西尾市の近藤芳英副市長がスギ薬局を展開する「スギホールディングス」（ＨＤ、同県大府市）創業者で西尾市在住の杉浦広一会長（７０）と、妻の昭子相談役（６７）の予約枠を優先確保するよう、市の担当部署に指示していたことが分かった。近藤副市長は本紙の取材に指示を認め「夫妻は市への貢献度も大きく、忙しいお二人なので担当部署に依頼した」と釈明。本紙の取材を受け、市は急きょ夫妻の予約を取り消した。（角野峻也）