周囲に比べて頭一つ抜けた１９４センチの長身に、遠くからでも一目で分かる個性的なアフロヘア。ベルギーのフェライニが、見た目だけでなく、プレーでも強烈なインパクトを残した。　１点を追う後半２０分に入り、５分後。ゴールに背を向けるように跳び上がり、左からのアーリークロスを頭で後ろに流し込んでゴールを奪った。チームの停滞ムードを打ち破り、勝ち越し点の呼び水となった。　昨年９月、日本代表の香川がいるマンチェスター・ユナイテッドに約４２億円の移籍金で加入。大きな期待と裏腹に、リーグ戦では無得点に終わった。フェライニは「このゴールを、僕を見るためにはるばる来てくれた家族に捧げる」。失意をぬぐい去り、家族への感謝を口にした。

サッカーのワールドカップブラジル大会で使用されている公式ボールについて、ＮＡＳＡ＝アメリカ航空宇宙局が分析したところ、前回大会のボールと比べて、強く蹴ったときにぶれにくいことが分かりました。 今月１２日に始まったサッカーのワールドカップブラジル大会で使用されている公式ボールについて、どのような特徴があるのか、アメリカのＮＡＳＡエイムズ研究センターの研究者が分析を行いました。分析では、特殊な実験装置を使って、どの程度の速度でボールが進むと、ボールの周りの空気の流れに乱れが発生するかを調べ、前回の南アフリカ大会で使用された公式ボールと比較しました。 その結果、今回のボールは時速５０キロほどで、また前回のボールは時速８０から９０キロほどで進むとき、空気の流れに最も大きな乱れが発生することが分かりました。 一般にプロのサッカー選手が強く蹴ったときにボールが進む速度は時速８０キロほどで、今回のボール

全国でも有数のアユの漁場だった四万十川で、多くの稚魚が遡上できる大きさまで育たず、河口などで死んでいる可能性があることが、高知大黒潮圏科学部門の木下泉教授（魚類初期生活史）らの調査で分かった。 生後、数か月を過ごす河口域や下流の汽水域で、餌となる動物プランクトンの量が、仁淀川や物部川などと比べて少ないことが一因とみられる。１１日、四万十市内で開かれた報告会で発表した。 四万十市では、天然アユや特産のスジアオノリを育む四万十川汽水域の保護などを目的に、２００８年度から高知大と共同で生態などを調査し、定期的に報告会を行っている。 四万十川のアユは１９７０、８０年代、２０００トン超の漁獲量があったが、９０年代に全国的に冷水病が流行して以降、減少した。ここ数年は、１００トンも取れないという。 木下教授は、アユが卵から孵化（ふか）し、遡上し始める１１～３月、四万十、仁淀、物部川の汽水域や河口域の稚魚

理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーは、ＳＴＡＰ細胞そのものや、実験に使ったマウスの分析結果からＳＴＡＰ細胞の存在が疑われる不自然な点が相次いで指摘されていることについて、「マウスに関しても細胞に関しても、私には所属させていただいていた研究室以外からの入手はありません」などとしたうえで、今後の理化学研究所の調査に協力して事実関係を明らかにできるよう努めたいとするコメントを発表しました。

川崎市中原区上丸子八幡町の商店などでつくる同町共進会が、道路使用許可を取らずにレース用車のフォーミュラカーを市道で走らせていたことがわかった。 神奈川県警中原署が道交法違反（道路不正使用）容疑で調べている。 同署幹部によると、同会は１４日午後１時頃、主催したイベント「交通事故撲滅フェスタ」の会場となっていた市道で、同署の許可を取らずにフォーミュラカーを数十メートル走行させたという。調べに対し、同会は「つい走らせてみたくなった」と話しているという。 同会は、フォーミュラカーを展示するための道路使用許可しか取っていなかったが、車を用意したイベント会社に走行させるよう頼んだという。実際に見た人から情報提供があった。