MZ PlatformとXBeeの接続 ここでは、MZ PlatformとXBeeを接続する方法と、その利用例について説明します。 XBeeとは、比較的安価で購入できる市販の無線通信用モジュールで、 PCとArduinoのシリアル通信の間に入れて無線化することや、 単独で無線化I/Oモジュールとして利用することが可能です。 電波使用に関する国内外の認証を取得しているので、 これを用いてプロトタイプとして作成した機器を実際に利用することが可能です。 書籍やウェブ上で日本語でも多くの解説が出ているので、 それらを参考にすれば情報は充分ですが、参考文献を一つだけ挙げておきます。 書籍：　XBeeで作るワイヤレスセンサネットワーク，R. Faludi著，オライリージャパン，2011年． XBeeでできること XBeeの設定 コンポーネント開発 利用例 XBeeでできることと準備するもの XBeeで

一つのリモコンで複数のモービル・カーを操作するとか、2台のモービル・カーがお互いに連絡をとる必要があるときに3個のXBeeを使った簡単なネットワークを作りたい場合が生じる。そのための原理的な方法をここにまとめておく。XBeeはSeries 1, Series 2を問わず、4つのパラメーターで通信形態を決定している。 1. Serial Number と呼ばれるXBeeに固有の番号は32ビットの [SH, SL]である。 2. Destination Address と呼ばれる [DH, DL]はデータの送り先をしめす。 3. PAN ID と呼ばれるのがネットワークに固有な識別番号である。 4. MY と呼ばれるのがネットワーク内でのXBeeに固有な識別番号である。 [DH, DL] はデータの送り先を表すが、例外があって [0000, FFFF] はブロードキャストを意味して、ネットワー

若松通商で400円の「XBee用のピッチ変換基板とソケット」を見つけました。この変換基板とブレッドボードを使用してXBee単独でセンサ・ステーションを実現してみます。 　このキットは、2mmピッチのXBeeを2.54mmピッチのブレッドボードやユニバーサル基板で使用できるようにするための変換基板です。 変換基板、2mmピッチの10ピンのピンソケット2個、2.54mmピッチの10ピンのピンヘッダ2個で400円と安価です。メーカ名は印刷されていませんが、スイッチサイエンスのオリジナル商品のようです。 基板には次に示すように、電源のカップリング・コンデンサ、AD5、ONの端子でLEDを点灯するための回路も用意されています。 電源カップリング・コンデンサ 　次に示す基板の上のほうに、電源のカップリング・コンデンサとして10μFの積層セラミック・コンデンサを取り付けました。2.54mmピッチの

このサイトにファームウェア飛んじゃった場合の対処法があるんだけど、これをやるにはシリアル通信と電源が独立してないといけないみたい。 こちとらアマチュアじゃ！そんな高尚なものは持っていないのでしかたなくネットを徘徊。別の方法を見つけて成功したんだけど、そのページを保存しとくの忘れたうえにどこかわからなくなったのでとりあえずまとめ。 ・ファームウェアが飛んじゃったXbeeに無理矢理ファームウェアを書き込む XbeeをエクスプローラUSBから外した状態でエクスプローラUSBをPCに接続してX-CTU起動。ここ重要です。 そしたらいつもどおりにCOMポートの選択、このとき通信チェックしてもﾀﾞﾒな状態だと思います。もちろん設定読み出しなんかもできません。たぶん。 そしたら、[ModemConfiguration]タブに移動。 Modem, Function Set, Versionを選択。このとき

Arduino UNOなどのマイコンボードを無線化するのに便利なXBeeですが、簡単にスタートできる分かり易い記事がなかなか無いので、ちょこっとまとめてみました。 今回はArduino　Uno R3とWindows PCのデータ通信を、XBeeシリーズ１を使って無線化します。 ただしスケッチのアップロードはUnoをPCに直結して行います。またOSはWindows ７で、Arduino Unoは既に使用経験がある（Arduino IDEをインストール済み）という前提で話を進めますので、ご了承ください。 全体の流れは以下の通りです。 下準備 X-CTU（XBee設定ソフト）のインストール XBee USB アダプター(リセットスイッチ付き) の接続 X-Beeの設定 Arduino UnoをPCに接続して通信確認 Arduino UnoをPCから切り離して通信確認 ※メーカー純正のXBee設定

2週間くらい前に「XBeeをはじめてみよう（シリーズ1編）」という記事を書きました。その記事ではXBeeシリーズ1を使ったArduino Uno R3とWindows PCのデータ通信を無線化しました。今回はXBee ZB（シリーズ2）を使って、同じようにArduino Uno R3とWindows PCのデータ通信を無線化します。 ＊スケッチのアップロードはUnoをPCに直結して行います。またOSはWindows ７で、Arduino Unoは既に使用経験がある（Arduino IDEをインストール済み）という前提で話を進めますので、ご了承ください。 全体の流れは以下の通りです。 下準備 X-CTU（XBee設定ソフト）のインストール XBee USB アダプター(リセットスイッチ付き) の接続 X-Beeの設定 Arduino UnoをPCに接続して通信確認 Arduino UnoをP

先日予告しました、新作オブジェクトをリリースいたします。 今回はPuerData上でxbee S1のAPI通信をするためのオブジェクトです。 こちらを利用することで複数のxbeeを使って、様々なマイコンとシリアル通信が可 […]

Arduino FIOを使用してMaxbeeuinoの使い方を説明します。 FIO以外でも基本的な使い方は同じです。 シールドや配線をしなくても良い、FIOが一番手軽にはじめられると思います。 ■オブジェクトのインストール 先ずはMaxに必要なオブジェクトをインストールしましょう。以下のオブジェクトをダウンロードします。 Maxuino OCS-route Maxbeeuino 通常Maxフォルダ → Cycling’74へファイルを置けばインストール完了です。 ■使用機材の準備 必要な機材は以下の通りです。 Arduino FIO ＆ 充電済みLi-polyバッテリー 各1個（※個別制御を確認するためにはもう1セット必要） xbee S1 2個（※個別制御を確認するためにはもう1個必要） xbee Explorer USB 1個 FTDI Basic Breakout – 3.3V 1個