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【広州=吉田健一】売春の横行で中国有数の「性の都」といわれる広東省東莞の公安当局が、関連産業の大... 【広州=吉田健一】売春の横行で中国有数の「性の都」といわれる広東省東莞の公安当局が、関連産業の大規模摘発に乗り出した。 国営中央テレビによる実態の大々的な報道を受けた動きで、当局は事後対応を余儀なくされた。報道は、次期最高指導者の有力候補とされる胡春華(フーチュンフア)・同省共産党委員会書記の影響力低下を狙った権力闘争と関連しているとの見方が出ている。 中央テレビは摘発に先立つ9日の日中、売春の温床になっているサウナなどへの潜入取材の模様を全国に放映した。 一方、新華社通信(電子版)などによると、当局は報道後の9日夜、警官約6500人を投入し、サウナやカラオケ店など約2000か所を捜索、162人を連行した。捜索は胡書記の命令で、省内全域での摘発も指示。13日付の中国紙・南方都市報によれば、これまでに延べ約1万8000か所を捜索し、920人を拘束した。
2014/02/14 リンク