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福岡空港で先月、全日空機が搭乗手続きの確認ミスで、定員超過の状態で移動を開始していた問題を受け、... 福岡空港で先月、全日空機が搭乗手続きの確認ミスで、定員超過の状態で移動を開始していた問題を受け、国土交通省が国内航空各社に同種事案の有無を調査したところ、搭乗手続きを済ませた乗客数と異なる状態で出発しそうになった事例が計200件以上あったことがわかった。 同省は保安上、問題があるとして、近く航空各社に注意喚起するとともに再発防止策の検討を始める。 福岡空港では先月30日、父親と一緒に全日空機に乗ろうとした男性客が、誤って父親の搭乗券のバーコードをかざすなどして保安検査場や搭乗口を通過。男性はキャンセル扱いとなったため別の客が乗り、同機は定員超過のまま移動を開始するトラブルが起きた。男性の父親が立ったままいたため客室乗務員が異変に気付いて離陸はしなかったが、事態を重く見た同省は、同種事案について初の調査を行った。