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「正しい日本語」と銘打った本や番組が溢れている。あなたの日本語は間違っている、と脅迫されて、不安... 「正しい日本語」と銘打った本や番組が溢れている。あなたの日本語は間違っている、と脅迫されて、不安感に駆られる人も多いだろう。 こんな状況を笑い飛ばすのが本書だ。七回転べば起きるのも七回なのに「七転び八起き」だし、トウモロコシはトウもモロコシも両方「唐」のことだ。言葉はそもそも理不尽なモノで、そこに「規範」や「正しさ」を求めても意味がない。それよりは、味わい深い「おいしい日本語」を目指そう、というのが趣向だ。 驚くべきは著者の膨大な知識と絶妙のウィット。現代思想から落語、翻訳、ダジャレまで、様々な用例が笑いを誘い、私たちを「正しい日本語」の呪縛から解放してくれる。言葉との付き合い方が変わる一冊だ。 (300字紹介文) 「正しさ」というのを言語学では問いません。「レット・イット・ビー」、つまり「あるがままに」言語を調べるのが言語学です。ですから、今流行っているクイズ番組のように、「正解」を
2006/04/13 リンク