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『虹色ほたる』を見た。 とてもみずみずしい映画だった。 物語はいたってシンプルだ。 小学6年生のユウ... 『虹色ほたる』を見た。 とてもみずみずしい映画だった。 物語はいたってシンプルだ。 小学6年生のユウタは1年前に亡くした父の思い出をたどるように、ダムのある山奥へと向かう。不意の豪雨に流されて崖下へ落ちたかと思ったユウタは、夕暮れの草むらの上に寝そべっていた。そこは1977年の夏。ユウタは、ダムに沈んだはずの村のはずれにいたのだ。 ユウタは、不思議な老人に、現在に戻るまでの1ヶ月間を、この村で過ごさなくてはならない、と告げられる。ユウタは、ユウタをいとこと呼ぶさえ子や、同い年の少年ケンゾーたちと、かけがえない時間を過ごすことになる。 郷愁をもって描かれる「夏の田舎の風景」「小学生の夏休み」。言葉にすればずいぶんとありきたりの内容になってしまう。確かにエピソードだけひろえば、本作はさほど特徴的な内容とはいえない。本作の魅力は、その児童文学的なクリシェを、作画と美術の力でみずみずしい映像体験へ
2012/06/22 リンク