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学都仙台支える 斎藤報恩会が解散 戦前から東北大研究者らを助成してきた財団法人斎藤報恩会(仙台市)... 学都仙台支える 斎藤報恩会が解散 戦前から東北大研究者らを助成してきた財団法人斎藤報恩会(仙台市)が9月末に解散していたことが9日、分かった。支援先には「八木・宇田アンテナ」を発明した旧東北帝大(現東北大)の故八木秀次教授や同大総長で世界的な金属学者だった故本多光太郎氏もおり、特に昭和初期は学都仙台を支える存在だった。 報恩会は1923年、石巻市の大地主だった故斎藤善右衛門が私財300万円を投じて設立。当時画期的だった民間による研究費助成に取り組んだ。特に東北大とのつながりが深かった。 青葉区本町の旧ホテル仙台プラザ隣に自然史博物館を構え、貝類や魚類の化石標本、鳥類のはく製などを収蔵・展示していたが、財政難から活動を縮小。2009年に自然史博物館を閉館し、同館を引き継いだ斎藤報恩会博物館もことし3月に閉じた。 所蔵品は仙台市や東北大に贈った。ことし5月には元東北大総長の西澤潤一理事ら
2015/12/10 リンク