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放射能の脅威が社会に残る 東日本大震災からはや1年が経過した。昨年の今頃は首都圏では計画停電が実施... 放射能の脅威が社会に残る 東日本大震災からはや1年が経過した。昨年の今頃は首都圏では計画停電が実施され、スーパーの陳列棚からはミネラルウォーターが姿を消していた。その頃のことを思い返すと、現在は、少なくとも首都圏においては随分と落ち着きを取り戻した感がある。とはいえ、まだまだ震災後遺症は続いているようだ。 その後遺症のひとつに放射性物質に関する人々の認識がある。放射性物質には発がんリスクがあるとの考えは間違ってはいない。しかし、震災から1年が過ぎて、今回の放射性物質の流出は、ごく一部を除けば恐れなくてもよいレベルであることがわかってきたにもかかわらず、必要以上に恐れている人がいるようだ。 その「恐れ」が、とにかく放射性物質を可能な限りすべて排除しなければ気が済まないとの考えにつながり、結果として、食品中の放射性物質(この場合、セシウムやストロンチウム)の基準値が大幅に引き下げられるなどの措
2012/04/18 リンク