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免疫不全ブタ=農業生物資源研究所提供 免疫に関わる重要な遺伝子を持たない「免疫不全ブタ」をつくる... 免疫不全ブタ=農業生物資源研究所提供 免疫に関わる重要な遺伝子を持たない「免疫不全ブタ」をつくることに、農業生物資源研究所(茨城県つくば市)などの研究チームが成功した。この技術を応用して、免疫が働かず拒絶反応が起きないブタができれば、ブタの体内で人間の肝臓などをつくる技術の開発につながるという。13日付の米科学誌「セル・ステムセル」に発表する。 免疫不全の実験動物はこれまで小動物のマウスやラットでつくられた例があるが、大型動物のブタでは初めて。ブタは生理学的により人間に近く、医学への応用が期待できるという。 研究チームは遺伝子組み換え技術や体細胞クローン技術を使って、「IL2rg」という遺伝子が欠損し、免疫不全になったブタ14頭をつくることに成功した。これらのブタは免疫にかかわるT細胞やNK細胞がつくられなくなった。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。
2012/06/16 リンク