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遺跡で開かれた住民向けのオープンデー=東京大ソンマ・ヴェスヴィアーナ遺跡発掘調査団提供JR大宮駅... 遺跡で開かれた住民向けのオープンデー=東京大ソンマ・ヴェスヴィアーナ遺跡発掘調査団提供JR大宮駅前の大型店舗で開かれた埼玉県埋蔵文化財調査事業団の出前展覧会 【宮代栄一】現代社会の中で考古学はどうあるべきか。そんな問いに向かい合う「パブリック・アーケオロジー」の研究が、欧米を中心に進んでいる。昨年末に入門書が出版されるなど、国内でも注目のこの学問から、日本の考古学を見てみると――。 「考古学の公共性」を意味するパブリック・アーケオロジーという言葉が生まれたのは1970年代。昨年12月に出た「入門パブリック・アーケオロジー」(同成社)の著者で英・イーストアングリア大講師の松田陽(あきら)さんによると、開発で破壊される遺跡の保護に、市民をどう関与させるかという動きから生まれてきたという。「今では教育、政治、観光など多様なテーマを通して考古学全体を考える概念にもなっている」と松田さんは話す。
2013/02/27 リンク