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音楽のうねりに合わせて器に草木を配し、観客の目の前に一つの景色を出現させる。これが、平尾成志さん... 音楽のうねりに合わせて器に草木を配し、観客の目の前に一つの景色を出現させる。これが、平尾成志さん(36)独自の「盆栽パフォーマンス」だ。古くさい中高年の趣味というイメージを吹き飛ばし、BONSAIの魅力を世界に発信する。夢は、2020年の東京五輪・パラリンピックの開会式で、パフォーマンスをすることだ。 東京・新宿の百貨店前に9月の週末、観客の視線を一身に浴びる平尾さんがいた。DJの繰り出す音楽の中、鉢から抜いた木の根を「爪」と呼ばれる道具でほぐす。こぼれ落ちる土から立ち上る、生暖かい匂い。台に置いたオブジェのような「器」に、次々と草木を配していく。 ハゼ、ヤブコウジ、コガネシダ。クラブ調の音楽が最高潮に達するころ、平尾さんがゴヨウマツを手に、ひらりと台に飛び乗った。ぐらつく先端をとっさに木片で支え、フィニッシュ。ビルの谷間、突如立ち現れた「秋の山」。観客の緊張が、ほうっと緩んだ。 これが、
2017/12/29 リンク