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ある朝、目覚めたら、家の前に朽ちかけたわらの大きな人形が置かれている。でも、気持ち悪いと捨てるこ... ある朝、目覚めたら、家の前に朽ちかけたわらの大きな人形が置かれている。でも、気持ち悪いと捨てることなかれ。山口県長門市から下関市北部の海まで約50キロの間を順送りして、豊作を祈る農耕行事なのだ。ただ最近は、この行事自体を知らない人が多く、海までたどり着かないこともある。さて、今年は。 道路脇に、長さ2メートル弱の竹とわらでできた、馬にまたがる武者が2体。武者は紙に描かれた顔とかぶとがついている。下関市豊北(ほうほく)町の二見地区で9月上旬、記者が見つけた。 調べてみると、イネにつく害虫を追い払う農耕儀礼「サバー送り」の人形だという。サバーとは、イネの害虫ウンカの地域での呼び名。2体は「サバーサマ」という神さまと、お供の「サネモリサマ」。イネの株につまずいて討ち死にした平家の武将・斎藤別当実盛(さねもり)にちなむそうだ。 長門市の集落の人らが作り、例年、田植えが終わった7月に飯山八幡宮を出発
2017/10/05 リンク