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運賃値上げの強制は不当だとして、格安タクシー会社「BLUE ZOO」(福岡市)が国を相手取り、運... 運賃値上げの強制は不当だとして、格安タクシー会社「BLUE ZOO」(福岡市)が国を相手取り、運賃変更命令を出さないよう求めた訴訟の判決が27日、福岡地裁であった。片山昭人裁判長は「格安の運賃で営業していた事業者の実態を考慮せず、裁量権を逸脱している」などとして同社の請求を認めた。 「パンダタクシー」を運営する同社は2007年に初乗り290円(850メートル)で開業した。だが、過当競争を防ぐ目的で14年1月に施行された改正タクシー適正化・活性化特別措置法を受け、国土交通省九州運輸局は福岡市などの初乗り運賃を630円以上(小型車、1・6キロ)に設定、同社に値上げを勧告していた。 九州運輸局は「判決内容を精査し、今後の対応を決めたい」とコメントした。(張守男)