注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
江戸時代に農民が年貢減免に立ち上がり、現在の館山市と南房総市に位置した安房国北条藩を廃藩に追い込... 江戸時代に農民が年貢減免に立ち上がり、現在の館山市と南房総市に位置した安房国北条藩を廃藩に追い込んだ「万石騒動」。南房総市に住む児童文学の作家かわな静さん(77)が、この騒動を農民側の視点でまとめた「北条藩一万石 惣百姓訴訟」を出版した。 万石騒動は1711(正徳元)年、年貢倍増を押しつけた北条藩に抵抗した農民一揆。名主や農民600人が江戸に出向き、老中のかごに駆け寄って訴える命がけの直訴などを行った。北条藩は弾圧を図り、3人の名主を処刑したが、奉行所は農民側の訴えを全面的に認め、重税を課した家臣を斬首するなどして、北条藩は廃藩になった。 犠牲になった名主3人は「三義民」として、館野小学校の校歌にもうたわれ、2010年の300年祭では住民らが資金を出し合って、「義の伝承碑」が建立されるなど、今もなお地元ではたたえられている。
2014/06/05 リンク