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3年前の大津波は、海辺のなりわいを根こそぎ破壊した。そのなかに、経営者一族と従業員の計11人全員... 3年前の大津波は、海辺のなりわいを根こそぎ破壊した。そのなかに、経営者一族と従業員の計11人全員が犠牲になる悲劇があった。漁業の町、宮城県気仙沼市の中堅水産加工会社、岡田商店だ。会社は近く清算手続きに入る。 岡田商店は震災の年、創業58年を迎えていた。 社長の吉田章さん(当時56)と専務の稔さん(同52)の兄弟が切り盛りし、2人の母親の先代社長夫人(同85)も健在だった。兄弟は独身。子どももなかった。従業員8人は34~58歳で、いずれも男性だった。 魚の冷凍切り身やみそ漬けなどを製造していた工場では、元従業員によると、午前中に魚のウロコをとり、下ごしらえをする。午後は切り身の作業。地震が起きた午後3時前は、一番忙しい時間だったという。 なぜ全員が逃げ遅れたのか。
2014/03/10 リンク