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坂本龍一の音楽を前にして言葉を並べることにいまどんな意味があるのだろう。そこには選び抜かれた最小... 坂本龍一の音楽を前にして言葉を並べることにいまどんな意味があるのだろう。そこには選び抜かれた最小限の音が並んでいるだけである。そして最小限であることはたえず美しい。 21世紀に突入して以降その傾向を強めてきた坂本龍一の音楽は、2017年発表のアルバム『async』で一つの頂点を迎える。闘病が伝えられる最中届けられたその音楽は、彼の美学が独善的なまでに貫かれており、聴き入ると同時に、ほとんど遺言のようにも受け止めてしまったこともまた事実である。 実際には、その後も活動のペースを緩めることなく──2021年に公開された彼が音楽を手がけた映画作品は4本にも及ぶ──昨2022年には、サンダーキャットやコーネリアス、デヴィッド・シルヴィアンらが参加したトリビュート・アルバム『A Tribute to Ryuichi Sakamoto – To the Moon and Back』がリリースされるなど
2023/01/26 リンク