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大山康晴十五世名人は1950年代後期からおよそ10年間、タイトルをほぼ独占して全盛時代を築いた。大山の... 大山康晴十五世名人は1950年代後期からおよそ10年間、タイトルをほぼ独占して全盛時代を築いた。大山の勝利よりも敗戦が話題になり、自身も「勝つことに慣れるのが怖い」と語った。あまりの強さから「大山は盤外戦術を使ったり、相手に催眠術をかける」という噂が流れたほどだ。実際、大山が敗色濃厚な終盤戦で、相手が泥沼に引き込まれるように悪手を指し、大逆転が起きることがよくあった。 大山が対局中に前記のような怪しいことを、もちろんするわけがない。大山は抜群に強かったし、一流の勝負術に相手がはまっただけだ。ただタイトル戦の対局場では、ある仕切りによって自分のペースに持ち込んでいた。 大山は全盛時代、タイトル戦の対局で全国を転戦していたが、まるで麻雀旅行みたいな有り様だった。対局場に着くと麻雀卓をすぐ用意させ、立会人や記者などの関係者と麻雀を打った。それは対局前夜、1日目の夜、2日目の終局後と、3日間に及ん
2009/12/20 リンク