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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)政権が張成沢氏(チャン・ソンテク)処刑に先立ち、軍や秘密警察の... 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)政権が張成沢氏(チャン・ソンテク)処刑に先立ち、軍や秘密警察の幹部に対し、今夏から「中国に幻想を持つな」「有事には中国を敵とみなせ」とする思想教育を進めていたことが28日、複数の消息筋の話で分かった。金正恩第1書記は、中国が異母兄の金正男(ジョンナム)氏を担ぎ出すクーデターを最も恐れていたとも指摘され、中国や正男氏と関係が深い張氏の粛清は親中派排除をも意味していたという。(桜井紀雄) 中朝関係者が張氏粛清のきっかけの一つとみるのが崔竜海(チェ・リョンへ)朝鮮人民軍総政治局長の5月の訪中だ。金第1書記の特使として派遣された最側近の崔氏は、習近平国家主席と会談したものの、中国は昨年8月に訪中した張氏への歓待ぶりとは対照的に冷遇。「張成沢氏をよこしてもらえないか」と要請したともいわれる。金第1書記と崔氏はメンツをつぶされた形となった。 消息筋によると、崔氏は訪中
2013/12/29 リンク