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イタリア中部で6日起きたマグニチュード(M)6・3の地震発生の8日前、同国の物理学者が周辺地域で... イタリア中部で6日起きたマグニチュード(M)6・3の地震発生の8日前、同国の物理学者が周辺地域での地震発生を警告し、根拠のない警告を流した疑いで司法当局の捜査を受けていることが分かった。ANSA通信などが7日までに伝えた。 今回の地震発生で「警告は当たった。捜査を取り下げるべきだ」とする意見がある一方、日時も正確な場所も言い当てられなかったことから、信憑(しんぴょう)性はないとする見方もあり、同国で論争となっている。 物理学者ジャンパオロ・ジュリアーニ氏は3月29日、今回の地震の震源地から数十キロ離れた中部スルモナで大きな地震が「数時間以内に起きる」と警告。一部の住民らが自宅から安全な場所に避難する騒ぎとなったが、地震は起きなかった。(共同)