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東日本大震災で被災したサッカーの東北社会人リーグ1部「福島ユナイテッドFC」のミッドフィールダー... 東日本大震災で被災したサッカーの東北社会人リーグ1部「福島ユナイテッドFC」のミッドフィールダー(MF)、石川龍太選手(23)が、故郷の大阪に戻って練習を再開した。同僚選手はちりぢりになり、リーグ再開のめども立たないが、Jリーガーになる夢を追い、受け入れ先のチームでひたむきにボールを追いかけている。一方、関西ではサッカーに携わる選手や子供たちが競技を続けられるようサポートする動きも広がっている。 石川選手は大阪狭山市出身。昨年3月に奈良産業大を卒業し、三重県鈴鹿市の社会人チームを経て今年2月、福島県初のJリーグ入りを目指す福島ユナイテッドFCに移籍。福島市内の寮に入り、居酒屋のアルバイトで生活費を稼ぎながら練習に励んでいた。 あの日、右足の捻挫を治そうと通っていた治療院で、立ち上がれないほどの激しい揺れに見舞われた。寮は電気も水道も復旧せず、避難所へ。一瞬にして生活環境が激変した。 「帰れ