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京都大学iPS細胞研究所と東京大学が、人体で最も複雑な形状とされる耳の軟骨の型を3Dプリンターで... 京都大学iPS細胞研究所と東京大学が、人体で最も複雑な形状とされる耳の軟骨の型を3Dプリンターで作製し、そこに人工多能性幹細胞(iPS細胞)を注入して耳を再生する研究を今秋から始めることが27日、分かった。先天性の疾患で片耳の発育が不全な患者らに移植するもので、10年後の実用化を目指す。iPSと3Dプリンターという両最先端技術を再生医療に活用するのは世界初。現在は患者本人の別の骨を移植するのが一般的だが、実用化すれば、大幅な負担軽減につながる。 研究は科学技術振興機構の助成を受け、京大iPS細胞研の妻木範行教授(骨・軟骨代謝学)と東大の高戸毅教授(外科学)らが担当。生まれつき片耳が小さい「小耳症(しょうしょう)」の患者を対象にした臨床研究の実施などを10年間の目標に据える。 これまで小耳症の移植手術は、患者本人の肋骨(ろっこつ)の軟骨部分を取り出し、移植用の骨を作製していたが、耳の軟骨は輪
2013/07/29 リンク