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サンショウウオの四十九日 作者:朝比奈秋 新潮社 Amazon わたしは新潮の方で読んだ。 一人称の作品で、... サンショウウオの四十九日 作者:朝比奈秋 新潮社 Amazon わたしは新潮の方で読んだ。 一人称の作品で、妹(瞬)、父、母、との家族団らんの光景から始まる。語り手は杏という女性。読み進めていくと、突然、杏の一人称のはずなのに、瞬の視点や感情が入る。 いわゆるど素人さんがやる視点の混在である。おいおい、まがりなりにも芥川賞候補作だろ、と思いつつ、読み進めていくと、 ネタバレあり なんと杏と瞬は「結合双生児」なのである。普通結合双生児というと頭が二つあるのであるが、杏と瞬は顔面の左右で別れているという奇抜な設定なのだ。 テーマ的には、一つの人体の中に二つの人格が存在する。それも、多重人格ではなく、同時並行して存在するという、小説でないと表現出来ない試みをしている。 ただ、なかなか難しくて、多重人格と何が違うのか、と言われると、明確な違いというのはわからない。多重人格でも同時並行して人格が語ら