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薩摩藩の島津家に伝わり、国宝に指定されている「島津家文書」のうち、重要な書状を貼り付けた「手鑑」... 薩摩藩の島津家に伝わり、国宝に指定されている「島津家文書」のうち、重要な書状を貼り付けた「手鑑」と呼ばれるものの台紙を東京大学史料編纂所が赤外線カメラで撮影したところ、その中から新たに50点以上の書状が確認されました。 東京大学史料編纂所が所蔵し、国宝に指定されている「島津家文書」は、薩摩藩の島津家に伝わるおよそ2万点の古文書で、編纂所では、このうち特に重要な書状を貼り付けた「手鑑」と呼ばれる現代のアルバムのようなものの修復を進めています。 修復の過程で、「歴代亀鑑」という「手鑑」の表紙の布を外したところ、下に文字が透けて見えたことから、編纂所ではことし6月ごろから赤外線カメラで台紙を撮影し、その画像を村井祐樹准教授が分析していました。 その結果、台紙の中で少なくとも50点以上の書状が重なった状態になっているのが確認できたということです。 そのうちの1つは「御文書」という巻物に残されている