【ｉＲＯＮＮＡ発】民維合流は民主党の終わりの始まりにならないか？　ノンフィクション作家・塩田潮

【ｉＲＯＮＮＡ発】民維合流は民主党の終わりの始まりにならないか？　ノンフィクション作家・塩田潮

維新の党と民主党の合流による新党の名前が「民進党」に決まった。公募と世論調査の活用で２党合流を国...概要を表示 維新の党と民主党の合流による新党の名前が「民進党」に決まった。公募と世論調査の活用で２党合流を国民に広くアピールし、今夏の参院選での得票拡大につなげたいという思惑と計算が働いたようだが、国民の関心の高まりや盛り上がりはなく、効果は期待できそうもない。（ｉＲＯＮＮＡ） ◇ 民維合流は、もちろん「１強多弱」といわれる政党状況を打破して、自民・公明の与党勢力に対抗し得る政治勢力をつくり上げ、政権交代可能な政党政治を再現するのが狙いである。 だが、合流による新勢力は衆議院が９２議席、参議院は６４議席（１６日現在）にすぎない。「多弱」打破のための合流とはいえ、新党名を決めるに当たって、政党として政治と社会の将来像や目標、行動・選択・決定の指針を示さないまま、漠然と公募や世論調査に託するというやり方は本来、政党と参集する政治家が取るべき道ではない。 何を目指すのか何を目指す党か、何をやる党かを一言で表