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首都高速道路が交差する東京都中央区の箱崎ジャンクション。無数に枝分かれした先に、何があるのだろう... 首都高速道路が交差する東京都中央区の箱崎ジャンクション。無数に枝分かれした先に、何があるのだろうか(三尾郁恵撮影) デジタル端末のモニターの中で、時が刻まれる。カウントが進むたび、1人、また1人と減っていく…。残された時間は、昨年、一気に100年ほど早まった。 695年後の2720年1月5日、その数は1人となる。 出生率と婚姻率は表裏一体の関係「子ども人口時計」。日本の子供の数が1人になるまでの残された時間を算出し続けている。数値が指し示しているのは、少子化が行き着く果ての「世界線」だ。 「もう、猶予はない」。開発者の東北大大学院教授、吉田浩(加齢経済学)はこう語り、1人の女性が生涯に産む子供の数を示す合計特殊出生率について触れる。 「子供を増やすには両親となる2人が生まれなければならないので、出生率が2以上でなければならない。だが、50年ほど前に2を下回って以降、ブレーキがかからない状態
2025/01/05 リンク