「アンネローゼというキャラの面白さに今さら気づいた」＆銀河英雄伝説プチ物語論 - うさるの厨二病な読書日記

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「アンネローゼというキャラの面白さに今さら気づいた」＆銀河英雄伝説プチ物語論 - うさるの厨二病な読書日記

先日、「アンネローゼは大人しくて穏やかで控えめで自己主張もせずつまらないキャラだな、と思っていた... 先日、「アンネローゼは大人しくて穏やかで控えめで自己主張もせずつまらないキャラだな、と思っていたけれど、よく読んだら自分の意志を曲げない強いキャラだ」という記事を書いた。 www.sai usaruzzz.com その話の続き。相変わらず独断と偏見に満ちた内容なので、そういうものが大丈夫な人だけお読みください。前の記事は、自分で書いておきながら実はイマイチ腑に落ちていなかった。正確には、他のかたからいただいたコメントで「自分はアンネローゼについて、まったく腑に落ちていなかった」ことを気づかせてもらった。作者がキャラクターを理解していないという現象について「銀河英雄伝説」の中で、作者がこのキャラをいまいち理解していないのではないかと思っているキャラがいる。一人はロイエンタールで、もう一人がアンネローゼだ。ロイエンタールとミッターマイヤーの関係性の記事の中で、ミッターマイヤーは「銀

BigHopeClasic キルヒアイスが失われたあとの「あなたはもう休んではなりません」の一言で俺は全部そのへん納得してたんだけどな。それはラインハルトを焼き尽くす呪いの言葉にもなった。

文学

2018/09/10 リンク

sangping 個人的には後宮に入った時点で自らの意思を放棄したという理解。皇帝の寵姫そして姉として過大な力を得、指一本動かすだけでも常に誰かが傷付く立場に立たされたが故に優しさから自我を犠牲にする道を選んだのでは？

ayumun アンネローゼはラインハルトにも怒ってるけど、こうなる事が予想出来たのに弟のお守りをキルヒアイスに頼んでしまった自分にも怒ってるので、自分にも弟にもお互いに会えないという罰を課した。

2018/09/11 リンク

ROYGB 後世の歴史家が書いたという形式の銀英伝でヤンがかっこよく書かれてるのは、ユリアンの書いた記録をもとにしたユリアン史観だからという説があるけど、アンネローゼについてはどういう記録をもとにしてるんだろう。

spectre_55 えっ、キルヒアイスの死にアンネローゼが怒ってたって読み、みんなしないもんなの?あれはどうかんがえてもそうだと思っていたんですが。

susahadeth52623 アンネローゼの本来の気質はヒルダを暴漢（どの勢力だったかちょっと忘れた）から守った時の行動に現れていると思うけど、15歳の時からそれをずっと封印して（それは外圧でもあり自分の意思でもある）生きてきた人。

otoan52 姉上はラインハルトとキルヒアイスを無条件に愛しているけど、野望の理解者・支持者ではないよね。結果として後ろ盾にはなってるのだけど。変わらぬ憧憬を持って接してくる2人にストレスも感じてそう

hogetahogeko キルヒアイスが亡くなったのが悲し過ぎてお籠りしたんだと思ってた。尼になる、みたいな認識だった。

wdnsdy ラインハルトにとっての自分はどれだけの価値を持つかをよく分かった上で彼と二度と会わないと決めたんならアンネローゼは相当恐ろしい人だよ。殺すよりも辛い生き地獄を味わわせてやるという意図があるんだから…

Cyrus2 旧作アニメでは「ジーク」を愛してる風でもある。弟にワインを選ぶように言って席を外させてから、ジークに弟を頼みますと言い、弟にはジークの諫言を聞くように言う・・大切なものを失う前に氣づいてほしいとも。

銀河英雄伝説

2023/05/09 リンク

asherah 作者にとってアンネローゼは、登場人物というより、ラインハルトが帝国打倒を目指す動機付けのための設定にすぎないのではないかと思ってる。だから描写が少なくてわかりにくいのではないかと。

2018/12/02 リンク

zyzy アンネローゼはアルスラーンのタハミーネで同じアーキタイプを使っていると思う。美貌ゆえに望まず政局を振り回してしまうため黙り込むしかないが、密かに強い我を隠し持っている賢い姫。

考え方

2018/11/29 リンク

kyousuke104 姉弟愛は間違いなくある。アはキを愛してた。アもラもキが死亡は自分の所為と思ってる。「会わない様に」はアもラもキが不幸なのに、自分達だけ幸せになれない「休んではいけない」は為政者として頑張れの意

2018/11/09 リンク

timetrain 確かに、姉上って皇帝フリードリヒ四世を嫌ってた覚えが全然ないわ・・。皇帝も皇帝で孕ませないようにめちゃくちゃ気をつけていたらしいし。

charismanbou 何年も会わなかった友人と久しぶり再会しても生き方や考え方がそれぞれ違ってて話が噛み合わないことあるもんな

takeshi1479 アンネローゼは結構明確に怒っていたように感じるけど…フリードリヒ四世に対しての感情は明確にはなっていなかったけど、俺も同じような感覚で見ていた。

petitcru キルヒの死に対して自責他責悲嘆怒り等複雑で強い感情を抱いている。その事でラインハルトと慰め合うわけにいかない。顔を合わせるとやり場のない感情が噴き出して弟にきつく当たりかねない。なら会わないほうがいい

ktasaka なるほど。ずっと「姉目線」でラインハルトとキルヒアイスを見守っていたのにキルヒアイス亡き後、突然彼女は自分自身の中の「女」を盾にして山荘に引きこもる。狡さの理由がわかって腑に落ちました。

o-0-0-o 自分が考えた面白いキャラ論ありきで考えてしまってるのでちょっと微妙ですね。名作がいまも楽しまれてるのは良いことだと思います

sakstyle “「私のことを奪い返す、とか言っているけれど、私の心を無視しているという点では、皇帝もラインハルトも作者も読者もこの物語も全部同じだ」そういう怒りをふつふつとため込みながら”

enemyoffreedom この解釈に異論はあるが、「田中芳樹は自分の理解できないキャラを無理にコントロールしたり、理解しようとしないタイプであり、そこがエンターテイメント作家として田中芳樹が優れている点のひとつ」は腑に落ちる

kinaco68 キルヒアイスが死んだ後、アンネローゼお姉様めちゃくちゃ弟のこと突き放してるよねって甘えさせて包み込むだけが愛じゃないんだぜ

roguzou 強固な意志をもってるけど結婚したら名前で呼び合えとかアドバイスを送るあたり、普通の家庭生活が好きなんだろう。強固な意志をもってそれを譲る気はない。ヒルダには弟のラブコメの匂いを感じたから積極的に優しい

homarara フリードリヒ4世は、外伝の老提督みたいな親友との絡みが面白かった。彼はゴールデンバウム朝を倒させようと目論んでる皇帝って印象がある。まあ、後付設定っぽくもあるのだが。

ranobe ２巻でキルヒアイアスを退場させたのがすべての元凶よね。イベントがいろいろと前倒しになって架空の３～５巻で描写されるはずのものが圧縮された。とくにキルヒアイスまわり。

John_Kawanishi ｢権力者に無理やり最愛の姉を奪われた天才少年が､姉を奪い返す為に皇帝の地位を目指す｣という物語なのに｢姉の方はそんな少年を鬱陶しく思っていた｣というのは物語を根底からひっくり返す驚愕の事実だ｣

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