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20年ほど前の話になるが、深夜に猛烈な歯痛に襲われ救急車を呼ぼうとしたことがあった。救急車なんて大... 20年ほど前の話になるが、深夜に猛烈な歯痛に襲われ救急車を呼ぼうとしたことがあった。救急車なんて大袈裟だと思うかもしれないが、本当にのたうち回るぐらい痛くて悶絶していたのだ。ただ、さすがに歯痛で救急車はないだろうという理性が残っており、なんとか朝まで我慢して歯医者に行った。そこで可愛い歯科衛生士さんから、頭痛薬が歯痛に効くことがあると聞いて驚いた。口の中の痛みなのに、なんで頭痛薬が関係あるのかと。 『毒と薬の科学』が面白かった。 本書は船山信次教授による毒と薬の解説本。船山教授の性格なのだろう、書き方がとても丁寧で、毒の歴史から始まり、毒の分類、毒と薬の関係、動物への作用、解毒のメカニズムなど、途轍もなく厳密に教えてくれる。毒と薬は表裏一体で、同じ物質でも量によって毒にもなるし薬にもなる。人から見て好ましい作用をする場合は薬、好ましくない作用をする場合は毒と呼んでいるだけだ。 「魔法の弾丸
2015/06/20 リンク