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このシリーズでは、阪神淡路大震災での自衛隊の活動をとりあげています。 阪神淡路大震災が起こったのは... このシリーズでは、阪神淡路大震災での自衛隊の活動をとりあげています。 阪神淡路大震災が起こったのは朝の5時46分のことでした。自衛隊は6時30分には緊急勤務態勢にうつり、災害派遣を予想して出動準備にかかりました(part1)。しかし災害派遣要請はなかなか出ませんでした。首相官邸は何もせず、兵庫県は規則に縛られて動きがとれなくなっていたからです(part2)。ようやく要請がでたのは午前10時のこと。伊丹、姫路、福知山の三個連隊をはじめとした自衛隊の部隊が、神戸に向かって出発しました。 しかし、震災初日の日中に神戸市内へ入れたのは伊丹と姫路から出動した約1000人のみでした。夜半にさらに2000人が到着、合流しましたが、被災直後の情況を考えれば不十分な人数でした。1万人を超える人数が展開したのは被災三日目以降のことです。 到着が遅くなった理由は2つあります。1つは派遣要請がなかなかでなかったこ