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営業部 矢部 朝吉 1 はじめに このコーナーでは、毎号、無響室に係わる事項をご紹介させていただいてい... 営業部 矢部 朝吉 1 はじめに このコーナーでは、毎号、無響室に係わる事項をご紹介させていただいています。私は、前回(No.4「無響室の構造と施工」)で、無響室の基本的構造である、遮音層・吸音層を中心に述べさせていただきました。 遮音層は音を遮り外からの音の侵入や内部の音の漏れを防ぎます。吸音層は音の反射の極めて少ない空間を作り出します。無響室の性能を決定するのは、遮音層と吸音層であると言いきることができます。 しかし、いかに強固な遮音層や性能の良い吸音層を構築しても、その内部で実験や測定を行うためには、その構造に測定機器や対象物を出し入れする開口部を設置する必要があります。当然のことながら、その開口部は測定の際には塞がれていなければなりません。 図1 無響室の平面図 しかも、無響室全体としての遮音と吸音の性能を保持しながら、開口部(扉、窓など)を設置する必要があります。そこに難しさがあ