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要求定義の不備で大量の仕様変更が発生、プロジェクトは火の車に……。そんな事態を防ぐため、体系化され... 要求定義の不備で大量の仕様変更が発生、プロジェクトは火の車に……。そんな事態を防ぐため、体系化された要求定義の方法論を提供するのが「MOYA」だ。本連載では、MOYAの手法を活用して顧客の「隠れた要求」を引き出す方法を解説していく。 お客さまが本当に望んでいるもの 「人はドリルが欲しいのではない、穴が開けたいのだ」 この言葉(あるいは似たような言葉)を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。これはニーズについて語られた有名な言葉で、欲しいのは商品ではなく欲求を満たすことであって、商品はその手段であるというものです。 システムを作る際にも、同じことがいえます。 「人はシステムが欲しいのではなく、業務をより良くしたいのだ」 といったところでしょうか。 つまり、こんな機能が欲しいというお客さまの要求(と思われる発言)は、その機能自体が欲しいわけではなく、その機能が提供している何かの価値が欲
2008/02/29 リンク